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彼女がキレイな理由：知花くららさん　結婚を祖母が心配「まだかな…待っててくれるかな」

2013年05月31日　14:26

　06年にミス・ユニバース世界大会で第2位となり、モデルやタレントとして活躍中の知花くららさん。この春、発売した初のファッション本「Forever　Basic」では、女性ファッション誌「Domani」（小学館）に掲載してきた私服のコーディネートショットと好きな映画や本などを紹介している。モデルや国連のWFP（世界食糧計画）のオフィシャルサポーターとして世界中を飛び回る知花さんは旅行好きとしても知られ、「まだ南米に行ったことがないので行ってみたい。あとミャンマーやインドにも行きたいですね」と話す。知花さんに休みの日の過ごし方や生き方について聞いた。（毎日新聞デジタル）

　旅行が好きな知花さんは旅に必ずカメラを持って行くという。「一眼レフと小さいカメラ（コンパクトデジカメ）の2台。あと、パソコンは持って行ってますね。撮った画像をダウンロードして整理しながら現地でブログを上げることもありますし」と話す。

　さまざまな国に行ったというが、これから行きたい国は「きっとどの国でも面白いんじゃないかなと思うんですけれど、南米に行ったことないので、行ってみたいなと思っています。中米までは行ったことがあるんですけどね。ミャンマーも行ってみたいですね。あとスリランカはあるんですけれどインドがまだなので、インドにも行ってみたい」と目を輝かせる。

　旅先で出された食べ物で一番びっくりしたものは、数年前にベトナムの市場で出てきた「タランチュラの甘辛姿揚げ」だという。「イナゴのつくだ煮の味なんです。市場のおばさんにちょっと食べてみろと言われて、断るのもなんだと思って、毛がいっぱい生えている足でも食べてみようと。（口に入れると）毛が舌の上に刺さったんですけど、かんでみるとイナゴのつくだ煮みたいでおいしかったんです。でも、おばちゃんにそこじゃないよ、おなかだろって言われて。子持ちタランチュラで、おなかの卵も一緒に揚げてあるんですよ。これも食べるのか……ってかじったら、とっても高たんぱくな味で、卵の黄身をもっと濃くしたみたいでおいしかったですよ」とめったにできない経験を語った。

　1、2日間の短い休みは「その日によっていろいろなんですけど、今はお着物の勉強をしていて、家で着付けの練習をしたりしています」と話す。着物は「30歳になったときに初めて自分で着物を仕立てたんです。憧れがあって、30歳になったら大人の女性のたしなみというか、きちんと着られるようになりたいなと思って」ときっかけを語る。最初に仕立てた着物は藍（あい）色の小紋で、ファッション本「Forever　Basic」の中でも大正ロマン風の髪形に小紋を着た写真が掲載されている。着付けは「おばとか母とか祖母とかから古い帯を譲り受けたんですけど、普通のおたいことは結び方が違ったりするので、譲り受けたものもちゃんと装えるようになりたいなと思っています」と話す。

　昨年30歳になって変わったことは「結婚のことを周りに聞かれるようになりましたね、うちのおばあちゃんが気にしてます。この前、『そういえばくららも年ごろよね』って言っていたみたいで」と笑顔で明かす。だが、周りが騒がしくなっても「そろそろまずいかな、とか思わないんですよね。（自分的には結婚は）まだかな、もうちょっと待ってくれるかな、ばあちゃん、みたいな（笑い）」とマイペースに考えている。

　10年後、41歳の自分はどうなっていると思うかと聞くと、「出産はしていたいですね、普通に考えると。でも、分からないな、私はミス・ユニバースに出て一晩で人生が変わるという経験をしたので、明日何が起こるか分からない、その先はもっと分からないって感覚がどこかにあるんです。走りながらいろんなドアを開け続けるタイプですし、いろんなことを挑戦してまずやってみるというタイプの人間なので、10年後なんて、そんな先のことは分からない。でもハッピーでいたいですね」と屈託なく笑う。

　女性が50代、60代になっても輝き続けられる秘訣（ひけつ）をたずねると、「私も知りたい（笑い）。分からないなあ、走っている途中なので」といいつつ、「仕事柄、本当にいろんな方にお会いするんですけれど、私が心を引かれる方はいつもやりたいことをいっぱい持っている人。あれやりたいんだよね、これやりたいんだよね、あそこに行きたいんだよね、もっとこうしたいんだよねって、みんないつも言ってますね。皆さん、キャリアも積んできていて、でもそこに満足しないで、もっとこうだったらわくわくするよねとか、もっとこうしたら楽しいよね、というアイデアもいっぱい持っていて、すごくいい意味で貪欲な方が多くて。私もそうありたいなと思いますね」と前向きに語った。

　＜プロフィル＞

　1982年3月27日生まれ、沖縄県出身。身長173センチ、ファッションモデル、タレント。06年4月に「ミス・ユニバース・ジャパン」に選出され、同年7月、第55回世界大会で総合2位に選ばれる。07年にはWFP（世界食糧計画）オフィシャルサポーターに就任。また、08年から女性ファッション誌「Domani」（小学館）の専属表紙モデルとして活躍。そのほかレギュラー番組やCMに多数出演中。 WFPのオフィシャルサポーターとしてアフリカなどで現地視察を行うなど、国内に積極的に現地の声を伝える活動を行っている。報道リポーターとして培ってきた社会性や知性、自然体な内面、ファッション性、語学力を生かし国内外で活躍中。