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11日に発売される「sweet」2月号(宝島社) の表紙
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11日に発売される「sweet」2月号(宝島社) の表紙

ファッショントレンド:2014年は女っぽさが復活 注目はオフショルダー、ひざ丈スカート

 新たな年を迎え、今年のファッションの流行が気になるところ。ファッション雑誌販売部数ナンバーワンの「sweet(スウィート)」(宝島社)の渡辺佳代子編集長は、昨年流行したシャツ、デニム、スウエットなどのカジュアルなボーイズ風に対し、2014年は「女っぽいものが復活しそう」と予想する。「オフショルダーの丈の短いニットに、ひざ丈のスカートをはいて、若者すぎないプラットフォーム(厚底)の靴をはくと女っぽくて可愛い」と提案している。注目のアイテムや着こなし方を聞いた。

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 ◇トップスは肩出しが流行の兆し へそ出しも

 渡辺編集長が考える14年のトップスのキーワードは「おなかを見せるか肩を見せるか」。“肌見せ”は、ここ数年、増えつつあるトレンドで、すでにワンピースのウエスト部分に切れ込みが入っていたり、首の詰まったトップスの背中が少し開いていたりというアイテムが登場している。

 そんな“肌見せ”アイテムの中でも今年はオフショルダーのニットが「流行しそう」だという。「(肌を見せるデザインでも)抵抗なく着られるし、デコルテが出てきれいに着られる」という理由で、「職場では両肩に乗せて(肩先を隠して)着て、女同士の飲み会、デート、合コンなどで、しゃれた感じにみせたいときは肩を片方だけ落として(肩先を出して)着ると印象が変わる」と着こなしのバリエーションも豊富で、“実用性”の高さもポイントだ。

 また各ブランドの展示会で「多かった」というのは「おへそが見えるぐらいの丈の短いトップス」。ハイウエストなどしっかりウエストまであるデザインのボトムと合わせる着こなしが提案されているという。おなかを出すのはハードルが高そうだが、渡辺編集長は「腕を上げたときに、ちらっと(おなかが)見えるぐらいが可愛い」とすすめている。

 ◇ひざ丈スカートで新鮮に

 ボトムスは、パンツよりも「スカートをはくスタイル」になる傾向だという。注目はひざ丈で「ミニスカートに慣れた人には、クラシカル、コンサバな丈が新鮮。(ひざ丈は)足を出すのが苦手な人もはける。大人っぽく見えるし可愛くも見える」と太鼓判を押す。デザインは昨年の冬に登場した細いシルエットのペンシルスカートや、ボリュームのあるフレアスカートが引き続き、人気を集めそうだ。

 ◇プラットフォームシューズでスタイルよく!

 さらに「可愛くて、スタイルがよく見えて、ラク」という、女性にとってうれしいアイテムが底が厚い靴「プラットフォームシューズ」だ。底の厚さは「少なくて5~7センチ」といい、特に20代半ばぐらいまでの若い世代では「厚底だらけ」というほど注目されている。

 渡辺編集長によると「底が厚いので背が高く足が長く見えるし、足元にボリュームを持ってくることで(体形が)細く見え、全身のバランスもよく見える。そのうえ(靴の底全体が高いので)歩きやすい」と利点が多い。「一度はいてしまうと“戻れない”」という言葉も飛び出した。

 最近のファッションの流行を、渡辺編集長は「みんなが普通に着られるもの。目新しいアイテムじゃないけれど、今年着ると新鮮というものじゃないとはやりにくくなっている」と分析。着こなしやすいオフショルダーニット、ひざ丈スカート、プラットフォームシューズは今年、ブームになりそうだ。

<プロフィル>

 渡辺佳代子(わたなべ・かよこ)。1971年生まれ、千葉県出身。97年に宝島社入社。「CUTiE」編集部をへて、99年に「sweet」編集長に就任。2013年8月、同社第4編集部長兼「sweet」編集長に就任した。

 *「sweet」……1999年3月創刊した月刊ファッション誌で、「28歳、一生“女の子”宣言」がコンセプト。日本ABC協会の雑誌販売部数で2013年上半期まで5年連続ファッション雑誌1位を獲得している。

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