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黒木華:初の山田洋次監督作品に「すごく緊張」 昭和モダンな着物姿で

 山田洋次監督の最新作「小さいおうち」(25日公開)に出演する女優の黒木華さんが8日、同作の世界観をイメージして東京・日本橋の日本橋三越本店本館にオープンしたカフェ「昭和モダンカフェ~小さいおうち~」のオープニングイベントに着物姿で登場した。山田監督作品に初めて出演した黒木さんは「すごく緊張しましたが、山田監督が優しくいろいろなお話をしてくださったので、安心できて、現場に行くのが楽しみになりました」と語り、山田監督と一緒に食事した際に「流し目の仕方を教えていただきました」と明かした。

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 「小さいおうち」は、直木賞受賞作となる作家・中島京子さんの小説を山田監督が映画化。東京郊外の“小さいおうち”で起こった男女の恋愛事件の真実を、昭和と平成の二つの時代を通して描くラブストーリー。

 1936(昭和11)年に松たか子さん演じる平井時子の家に奉公した布宮タキを演じる黒木さんは「(奉公人は)掃除、洗濯と朝からたくさんやることがあるのですが、そのような仕草を毎日やっているように見せるのがとても難しかったです。すごく勉強になりました」と撮影を振り返った。イベントには山田監督も登場し、原作の魅力を「昭和10年代の東京の暮らしを実にいきいきと伝えてくれます」と語り、映画について「どしんとしたものを必ずお届けできる」とアピールした。

 カフェは、日本橋三越本店本館1階の中央ホールで28日まで営業。バタークリームショートケーキをはじめとする懐かしい“昭和のスイーツ”が用意され、映画で使用した着物や小道具、さらに赤い屋根の“小さいおうち”オブジェが飾られている。

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