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三浦理恵子さんが自身の脚で「足の三里」のツボを伝授
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三浦理恵子さんが自身の脚で「足の三里」のツボを伝授

三浦理恵子の美容ライフ:第95回 夏ほど「温活」をしましょう

 初夏の日差しが気持ちのいい季節になりました。汗ばむ日も多くなってきましたが、そんな時こそ私が注目しているのは「温活」です。女性にとって、体を冷やさないのは何より大切なこと。夏こそ体を温めて、内側からの美と健康を目指しましょう!

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 ◇体調の変化に敏感でいましょう

 42年間、自分の体と付き合ってきて、軽度の冷え症なんだという自覚はあったのですが、だからといって特に対策はしていなくて、入浴することで安心していました。でもある時期から、夜中に寝汗をかいて目が覚めたり、何だか頭の奥の方がボーッとしたり、体調がよくないことが続いたんです。検診を受けても問題はなかったので、いろいろ調べてみたら、体の冷えと関係があることが分かったんです。

 早速、改善すべく始めたことをお話ししますね。

 まずは鍼灸(しんきゅう)と漢方薬局へ!

 ◇足りないのは「気」

 鍼(はり)も、漢方も東洋医学なので、言われることはだいたい同じです。

気の巡り、血の巡り、そして体の中の水分をきちんと巡らせてあげることで、人間は健やかに過ごすことができるんですって。

 鍼灸の先生にみてもらったところ、私に一番足りないのは「気」でした。でも「気」って実態のないものだから、よく分かりませんよね。

 先生の説明によると、気が足りないと免疫力が下がって、疲れやすかったり、ダルかったりして、頭がぼーっとしてくるそうで、驚いたことに、それはすべて私が感じていた症状でした。

 「気」を元気にするために、ツボに鍼を打ってお灸をしてもらったら、これがものすごく気持ちがいいんです。痛みはほとんどなくて、フワッと体が温かくなる感じ。目の奥がボーッとするような感覚がクリアになって、足りなかった元気の気が補充された感じで、それ以来、爽快に過ごしています。

 鍼は自分では打てませんが、お灸は家でもできるので、ツボに印を付けてもらって自宅でも温めています。もちろん、ピンポイントで直したいところがあればプロの方にみていただくべきですが、誰でもできるお灸のツボがあるので、そこをお伝えしますね。

 ◇ジワジワくる温熱の気持ちよさ

 まずは「足の三里」という、ヒザの下のくぼみから指4本分くらい下がった骨の外側にあるツボで、足の疲れやむくみ、冷え対策にも有効です。もうひとつは「三陰交」といって、くるぶしから指4本分くらい上の骨の内側にあるツボ。ここは消化器系の働きを助けるとともに、冷えなど女性特有の症状に効く大事な場所です。

 おなか(子宮)をダイレクトに温めたい時は、おへそから指2本分くらい下に「気海」というツボがあります。ここにお灸されるとすごく熱くて、「アツアツアツ~!」となってしまうんですが、一番熱いのは火が消える瞬間なので、そこを我慢できれば、そのあとは優しい温かさになるので、気持ちいいですよ。

 体を温めることは、自分の体をちゃんとケアしているということ。

 心のゆとりにもつながるので、自分を癒やしてあげる時間を作ってみてはいかがでしょうか。

 ◇早寝、早起きに美肌効果も!

 今は、週に1、2回鍼灸に通って、偏頭痛もなくなりました。

 子どもの頃、注射が大嫌いで逃げ回っていて、絶対無理だと思っていた鍼も、慣れてくると、怖さより気持ちよさが勝ってきます。リラックスして副交感神経がきちんと働いてくれるから、夜9時には眠くなる。そして朝の7時頃に起きて、早い時間にやらなきゃいけないことを全部片付けて、終わったらヨガに行こうかなと思うくらい、ホントに元気です!

 温活することで体の軸が温まってくると、肌質も、柔らかくてしっとりした女性らしい感触になるので、いいことがたくさんありますね。

 ◇出かける時も、お灸

 内臓を温めるためには、なるべく冷たいモノは飲まないとか、旬の食べ物を食べるとか、スカートをはくときはインナーを1枚多くするとか、ちょっとした心がけで随分違います。

 特に女性は、若い頃からちゃんと体を温めてあげないと、いろいろな病気の原因になります。

 私は、外食する時など、冷房の調節ができない時のために、おへその下の方にカイロを入れて出かけたりしています。移動中、カイロで汗をかいてしまう時は、かばんの中に入れておいて、冷えそうな時にトイレで着けるのがオススメです。

 私が気に入っているのは、「せんねん灸」の火を使わないお灸です。それをペタペタ貼ってます。最初はじわーっと高温になりますが、その後はやさしい温かさが続きますよ。

 ◇自分の体に「ごめんね」

 夏に向かって冷房が強くなると、女性の体は芯から冷えてきます。

 会社だからしょうがない、と我慢していたら体を悪くするので、絶対に冷やさないようにしてください。

 カイロを貼っていても服を着れば分からないので、夏こそ温活に努めましょうね。

 私は今度のことで、自分の体の変化に気付かずにいて「ごめんね」って思いました。身体をこんなに放っておいたんだなって、ちょっと反省しつつ、今は楽しんで改善しています。朝は漢方も煎じて飲んだりするので、家中漢方や、お灸の匂いになってますが……(笑い)。

 10年後も元気で過ごせるように、自分と向き合いましょう。

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