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映画「それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ」のメインビジュアル (C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV(C)やなせたかし/アンパンマン製作委員会2016
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映画「それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ」のメインビジュアル (C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV(C)やなせたかし/アンパンマン製作委員会2016

注目映画紹介:「それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ」波瑠と中川家がゲスト声優

 アニメ「それいけ!アンパンマン」(日本テレビ系)の劇場版28作目となる「それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ」(川越淳監督)が2日に公開される。映画は、原作者のやなせたかしさんが残した楽曲「勇気のルンダ」がモチーフで、サビのフレーズから名前をとったルンダとナンダが新キャラクターとして登場。おもちゃの星からやってきたわがままなお姫様・ルンダが、大切な「おもちゃスティック」を落としてしまったことから巻き起こる騒動を描く。NHK連続テレビ小説「あさが来た」でブレークした女優の波瑠さんがルンダ役でアニメ声優に初挑戦しているほか、お笑いコンビ「中川家」の礼二さんがナンダ役、剛さんが海が汚れないように守る海の主のヌラ役の声を担当している。

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 おもちゃの星のお姫様・ルンダ(声・波瑠さん)は、“みんなが自分のために何かをしてくれることが当たり前”と思っている、わがままな性格。いつも一緒にいる体が大きくて優しいロボット・ナンダ(声・礼二さん)になんでも任せて甘えてばかりいた。ある日、ナンダとルンダは、いろいろなものをおもちゃに変えることができる「おもちゃスティック」をアンパンマンワールドに落としてしまう。スティックを探しに行く2人だったが、雷に打たれて離れ離れに。ナンダはアンパンマン(声・戸田恵子さん)らと探し回るが、そこにスティックを狙ってばいきんまん(声・中尾隆聖さん)が現れ……というストーリー。

 アンパンマンの劇場版シリーズも、はや28作目となるが、練り込まれたストーリーにハラハラドキドキ感も満載で、大人でも心の底から楽しめる。テレビ版が日常を舞台にしたエピソードなのに対し、劇場版は別の星のお姫様やロボットが登場するなど、よりファンタジー要素が濃く、一味違ったテイストに仕上がっている。特に今作ではアンパンマンの必殺技、アンパンチのエフェクトに力が入っていて、パワーアップした迫力でアンパンチを繰り出すカッコよさには思わずしびれてしまう。さらに立体的でダイナミックなシーンも多く、ビジュアル面にも注目したい。誰かのために頑張る勇気を持とうというメッセージが込められたストーリーは、子どもだけでなく大人もドキッとさせられた。2日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)

 <プロフィル>

 えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。

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