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斎藤工:日本映画の現状に憂い 監督作「blank13」は「世界中の映画祭で勝負したい」

「第9回したまちコメディ映画祭in台東」内のイベント「齊藤工 新作発表会」に登場した斎藤工さん

「第9回したまちコメディ映画祭in台東」内のイベント「齊藤工 新作発表会」に登場した斎藤工さん

 俳優で映画監督も務める斎藤工さんが19日、東京・不忍池水上音楽堂で行われた「第9回したまちコメディ映画祭in台東」内のイベント「齊藤工 新作発表会」に登場。「齊藤工」名義で4Kオリジナル映画「blank13」を監督した斎藤さんは、同作の公開について「来年を目指している」としつつ、「その前に映画祭。世界中にたくさんの映画祭があるので、いろんなところで勝負したい」と意気込みを語った。続けて斎藤さんは、「海外に響いている日本映画とそうじゃない日本映画って、興行ランキングと比例しない。それがめちゃくちゃ悔しくて……」と日本映画への思いを吐露し、「国内で生産されてそこで成立するという産業を否定はしないんですが、(海外に)確実に届くもの、届かないものが、バジェット(予算)に関係なくある」と現状について持論を展開した。

 監督した「blank13」は、主人公のコウジを高橋一生さん、父親をリリー・フランキーさんが演じることも発表され、斎藤さんは「監督という響きはいまだに慣れないんですけれど……」としつつ、「本当に天才が集まってしまったんですよ、役者陣は特に」と“齊藤組”を絶賛。作品については「ジャンル分けも必要ないかなと思っていて。この映画は泣けますとか、そういうキャッチコピーは必要なのかもしれないですが、どういう映画か分からない入り口でいいんじゃないかなと」と語った。

 「blank13」は、13年前にタバコを買いに出たまま家に帰ってこなかった父親が見つかったという電話を受けた主人公・コウジは、兄から父親ががんで余命3カ月であることを告げられる。病院へ向かい父親と再会したコウジだったが、13年間の溝を埋めることはできず父親は半年後に他界する。だが、告別式当日に集まった参列者によって語られるさまざまなエピソードで、知らなかった事実を知ることになり……というストーリー。原作ははしもとこうじさん、脚本は西条みつとしさん。今冬「ひかりTV」のビデオサービスで提供される予定。

 イベントには斎藤さん、金子ノブアキさん、西村喜廣監督が出席。また、ロックバンド「THE BLUE HEARTS」の楽曲をテーマにしたショートフィルムを上映する「THE BLUE HEARTSショートフィルムセレクションinしたコメ」も行われ、ショートフィルムを制作した飯塚健監督、下山天監督、井口昇監督、清水崇監督、工藤伸一監督、角田晃広監督らも出席した。

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