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柴咲コウ:ロングインタビュー・上 “屈託のある”女性刑事を演じて 北海道ロケの寒さ対策も語る

スペシャルドラマ「氷の轍(わだち)」(ABC・テレビ朝日系)主演の柴咲コウさん

スペシャルドラマ「氷の轍(わだち)」(ABC・テレビ朝日系)主演の柴咲コウさん

 女優の柴咲コウさん主演のABC創立65周年記念スペシャルドラマ「氷の轍(わだち)」(ABC・テレビ朝日系)が、5日午後9時から放送される。直木賞作家の桜木紫乃さんの同名小説(小学館)が原作で、出生に秘密を抱える新人刑事・大門真由(柴咲さん)が、北海道釧路市で老人2人の変死体が見つかったことをきっかけに、釧路と札幌、青森にまたがる連続殺人事件の真相を追う……というストーリー。真由の教育係となった警部補の片桐周平を沢村一樹さん、殺害された男が乗った車が発見された水産会社の社長・米澤小百合を余貴美子さん、そこで清掃員として働き、真由とは冬のスケート場だけで顔を合わせ、“冬の友達”と呼び合う仲の兵藤千恵子を宮本信子さんが演じている。柴咲さんに北海道ロケなど撮影のエピソードや健康法、今後などについて聞いた。2回に分けて掲載する。

 ◇主役への起用理由は「屈託があるから」

 原作は直木賞作家の桜木さんが書き下ろした。脚本と原作は同時並行で進められたという。最初に脚本を読んで、柴咲さんは「今回不思議な構成でした。桜木さんが原作を書き、別の方が脚本を書き、同じ題材で、並行してそれぞれ別の物語がつむがれるような形。制作中は完全オリジナルという形で進んでいました」と明かす。

 物語は「屈託」という言葉がキーワードになっている。この言葉について、「監督からなぜ私を(主人公に)選んだのかと聞いたところ、『屈託がありそうだから』と言われて……。『屈託のない笑顔』とは言うけれど、『屈託がある』という言われ方はあまりしないから、なんかディスられているのかなって(笑い)」とちゃめっ気たっぷりに答える。ただ、「確かに、私は朗らかで天真爛漫(らんまん)にというような生き方はしていないし、そういうふうに見られないだろうなとも思っていたので、まあ的を射ているかなと思いました」と“屈託のある”主人公に共感を寄せる。

 主人公の人物像については「ストーリーテラー的な役割を担いながら、主人公としてある種の屈託を抱えて事件と相対する。真面目だけれど、いろんな思いを抱えて生きている現代人に当てはまる素材かなと思います。悠々と生きているように見える大門でも、内面的にはいろいろ複雑さを抱えている……。今と同じような時代を生きている女性というふうに捉えていました」と分析した。

 ◇東京出身だけど気持ちは“道産子”

 撮影は北海道釧路市で20日間にわたって行われた。寒いところが苦手で「冬のお仕事はなるべく断ってきた」という柴咲さんは、今回の役を引き受けたことを「北海道というところがポイントが高くて。両親も親族もみんな北海道民ですし、私自身、出身は東京ですけれども、気持ちは道産子ですので、そこが舞台となれば、これはやるしかないなと」と力強く語る。

 釧路は初めて行ったというが、極寒の地でのロケで寒さ対策は、「大分しましたね。黒スーツの中にカイロを貼りまくって。そうしたらあまり寒くないような気がして。それくらい万全の防寒をしました」と明かす。

 ◇ベテラン俳優との共演で得たもの

 宮本さんや余さんらベテランの女優との共演シーンも多かった。「宮本さんとは初めてで、現場でのあり方だったり、お芝居への向き合い方だったり、集中力だったり、ありとあらゆるところを尊敬しています。半面、少女のような、華があるすごく可愛らしい人柄で、そのギャップもまた、すてきだなと思いました」と語る。余さんとは初めてではなかったが、「ずっと少女のような方だと思っていました。別のお仕事の現場で一緒になったときも可愛らしいんですよ、とにかく。しゃべり方が可愛らしいんです。『もう帰りたーい』とか(笑い)、ちょっと毒をはいても可愛いから許される……という感じでした」と2人から現場で得るものも多かった。

 真由の上司を演じた沢村さんとの共演シーンも多い。沢村さんが演じる軽妙な片桐と真面目な真由のちぐはぐなやりとりは、重厚なドラマの中でクスッと笑える一服の清涼剤のような役割も果たしている。柴咲さんは沢村さんについて、「沢村さんご自身はとてもきちんとされている方なので、役柄のラフな感じは(役を)作って芝居されていたんだと思います。実年齢より高めな役なので白髪にしたり、いつも同じような茶色かモスグリーンなどの色合いのもっさりとした服装で、おじさんっぽく作っていましたけれど、本当の沢村さんはとてもおしゃれで若々しくて、今回はそのギャップが面白かったと思います。お兄さん的な目線で真由が真剣に一つの事件と向き合っているのを俯瞰(ふかん)で見てほほ笑んでいるような存在でしたね」と表現する。

 刑事だったが引退し、今は重病で入院中という父親役の塩見三省さんに対しては「塩見さんとは大分久しぶりにご一緒しました。塩見さんは(前回の共演作との間に)ご病気されて、今回、寝たきりの役だったんですけれど、きちんとお芝居をされていました。塩見さんご自身は超真面目な方で、以前から常に演技のことを本当に真剣に考えてらっしゃって、今回ももちろんそうされていましたし、やはり不自由な部分もあるため、歯がゆさも感じてらっしゃったのかなと思いますけれど、そういった演技に対する真っすぐさに監督やスタッフ、私たちも心を打たれて、塩見さんの醸し出す雰囲気、お芝居に対して、真摯(しんし)に応えられればいいなと思っていました」と真剣に向き合った。

 <プロフィル>

 1981年8月5日生まれ、東京都出身。2000年に公開された映画「バトル・ロワイヤル」に出演し注目を浴びる。その後、「GO」(01年)、「黄泉がえり」(03年)、「どろろ」(07年)、「容疑者Xの献身」(08年)、「大奥」(10年)など数多くの話題作に出演。ドラマは15年の「〇〇妻」で初主演。17年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」に主演する。

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