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注目映画紹介:「愚行録」貫井徳郎の“イヤミス”が原作 週刊誌記者役・妻夫木が人間の愚かさを暴く

「愚行録」のワンシーン (C)2017「愚行録」製作委員会

「愚行録」のワンシーン (C)2017「愚行録」製作委員会

 俳優の妻夫木聡さんが、迷宮入りした殺人事件の真相を追う週刊誌記者に扮(ふん)した映画「愚行録」(石川慶監督)が18日から公開される。人間の愚かさを暴いていく今作は、記者が取材を進める中で、被害者夫婦と関係者の“素顔”が徐々に明らかになる過程にゾクゾクさせられる。

 1年前に起こって迷宮入りした一家惨殺事件について、週刊誌記者の田中武志(妻夫木さん)が追跡取材を開始する。関係者への取材を重ねるうちに、“理想の家族”として知られていた被害者の田向(たこう)浩樹(小出恵介さん)と妻・友季恵(松本若菜さん)の“実像”が浮かび上がってくる……という展開。直木賞候補にもなった貫井徳郎さんの同名小説が原作で、田向夫妻の関係者を臼田あさ美さん、市川由衣さん、中村倫也さん、眞島秀和さんらが演じ、ほかに田中の妹・光子役で満島ひかりさんが出演している。

 原作の読後感もよくなかったが、映画は冒頭から嫌な気分にさせられる。ここに登場する人間たちは誰もが、多かれ少なかれ腹黒さを持っている。映画は冒頭で原作にはない状況を用意し、そのことをほのめかす。市川さん扮する浩樹の元恋人・稲村恵美や、臼田さん扮する友季恵の大学の同期生・宮村淳子から田中が話を聞く場面では、彼女たちのねたみや虚栄心や保身がのぞき、人間の底知れぬ暗黒面を見た気がした。脚本は「マイ・バック・ページ」(2011年)や「聖の青春」(16年)などで知られる向井康介さん。石川監督はこれが長編映画デビュー作だが、緻密な演出と大胆な構成、さらに陰影に富んだ映像で人間の二面性を際立たせることに成功している。18日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほかで公開。(りんたいこ/フリーライター)

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