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山本美月:「ハガレン」會川昇の新作ドラマでアニメキャラ風役作り

 女優の山本美月さんが15日、愛知県長久手市の自動車博物館「トヨタ博物館」で、主演するドラマ「真夜中のスーパーカー」(NHK・BSプレミアム)の会見に出席した。アニメファンとしても知られる山本さんは、同作がアニメ「鋼の錬金術師」(ハガレン)を手がけた會川昇さんのオリジナル作であることから「會川さんの脚本でアニメっぽい感じがあったので、アニメのキャラクターのようなイメージで役を作っています」と役作りについて語った。

 「真夜中のスーパーカー」は、NHK名古屋放送局が制作する地域発ドラマで、古今東西の世界の名車が並ぶ自動車博物館を舞台にしたファンタジー作品。伝説のスーパーカーに憧れるカーデザイナーの白雪(山本さん)が、夜の自動車博物館で、日系ブラジル人4世のリカルド(上遠野太洸さん)と出会い、白いレーシングスーツに身を包んだ謎の男(唐沢寿明さん)の不思議な力で、そろって博物館に閉じ込められてしまう……というストーリー。昨年、発売から50周年を迎えたトヨタのスーパーカー2000GTと、レクサスLFAのレースシーンもある。

 山本さんは自身の役どころを「車が大好きで大好きで仕方がない(車の)デザイナー」と説明。「私もオタクな部分があるので、好きなものに対する情熱ってすごく共感できる。(好きという)同じ思いを車に置き換えて表現できたら」と意気込んだ。撮影の苦労を聞かれると「DOHC(ダブル・オーバーヘッド・カムシャフト)とか、専門用語がすごくむつかしい。あとグリップとかの発音(イントネーション)がむつかしくて苦労しています」と苦笑いで明かしていた。

 大橋守ディレクターは、山本さんの起用理由を「リケジョで、芯の強さ、いちずさを感じた」と挙げた。演技には「オタク同士で(好きなもののことを)話すと、どんどん会話のスピードが速くなる。そういうオタク同士のスピード感を入れたい」とオーダーしたといい、「テキパキしっかり滑舌よく、ハリウッドのスクリューボール・コメディーのようなスピーディーなヒロイン」と絶賛していた。

 放送は3月28日午後10時から。

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