検索

いま、推されてます

松尾幸実:初のドラマ撮影はミスユニバースより緊張 剛力彩芽主演ドラマで女優デビュー

 剛力彩芽さん主演で放送されている連続ドラマ「グ・ラ・メ!~総理の料理番~」(テレビ朝日系)で、女優デビューを果たした松尾幸実さん(28)。2013ミス・ユニバース日本代表に選出され、米倉涼子さんや上戸彩さんらと同じ芸能事務所「オスカープロモーション」に所属し、女優業にも挑戦している松尾さんに、ドラマの初撮影や現場の雰囲気、プライベートについて語ってもらった。

 ドラマは、西村ミツルさん作、大崎充さん画のマンガ「グ・ラ・メ!~大宰相の料理人~」が原作。支持率低迷を打破するため現職の阿藤一郎首相(小日向文世さん)と、秘書官の古賀征二(滝藤賢一さん)が、吉田茂首相時代以来、約70年ぶりに「官邸料理人」を復活。古賀に才能を見いだされた一木くるみ(剛力さん)が料理番として官邸に入り、国家レベルのゲストたちに料理を振る舞っていく……というストーリー。

 ◇初めてのドラマ撮影は“足がガクガク”するほど緊張

 松尾さんは、ドラマで古賀の部下にあたる官邸事務所の職員・桜井あすかを演じているが、「私とは、まったく違うキャラクターです」という。「撮影前にイメージしていたあすかは、明るくてすてきな職員というイメージで撮影に入ったのですが、監督から『あすかはそういうイメージじゃない』と言われ、無表情で視線も動かさず『ご苦労さまでした』ってクールな印象にイメージを大きく変えました」と明かす。

 初めての撮影現場は「本当に緊張しました。正直に言うとミス・ユニバースより緊張しました」と苦笑しながら「ピンヒールの靴を履いて、カーペットの上に立つだけの撮影だったのですが、足がガクガクしちゃって、緊張していると自覚したら、もっとドキドキしちゃって……」と明かす。

 現場の雰囲気は「共演の方々やスタッフさんからいろいろと優しく声を掛けてくださったり、気を使っていただいて(今では)伸び伸びと楽しく撮影をさせていただいています」とにっこり。小日向さんや滝藤さんと同じシーンに出演することが多く「本番前に台本を読み合わせするのですが、普段、明るくお話をしている小日向さんや滝藤さんが読み合わせに入ると急にスイッチが入って役になりきるところに驚きました」といい「新人という立場で大ベテランの方々とご一緒できるのはチャンスですし、神経をとがらせて学ばせていただいています」と目を輝かせる。

 主人公を演じている剛力さんについては「現場に入られると、本当に明るくなるんですよね。リーダーというよりは、家族や友人というスタンスで親身になって、いろいろな人と話をされていて、現場を和ませてくれているように感じます」と話す。

 ホラーやミステリー作品が大好きだという松尾さんは「いつかそういう作品に携わりたいです。絶叫とか、走って逃げたり、隠れたりする演技に挑戦してみたいです」といい、憧れの女優に黒木瞳さん、松嶋菜々子さん、仲間由紀恵さんを挙げ「目指すは“ホラー女優”です」と夢を描く。

 ◇苦手なトマトでダイエット

 ドラマの題材となっている料理について、牛や豚のお肉に目がないという松尾さんだが「ヘルシーさなど総合的に考えて、鶏の料理ばかり作ります」と料理好きの一面を明かす。ダイエットの時には「リコピンを含んだプチトマトをよく食べます。自分的に効果を感じられたので。毎日、食べればいいのですが、本当はトマトが大の苦手なんです。だから“ここぞ”っていう時にしか、食べません」と照れ笑い。

 また運動も欠かさず、「ドラマの撮影が始まる前は2日に1回のペースで“空中ヨガ”の教室に通っていました。今は、週2回が限界です。空中ヨガは自分の体に合っていて、全身のストレッチなどで、むくみの解消や自律神経を整えています」と余念がない。

 ◇マンガ家の道を捨てモデル&女優へ 裏には母への憧れ

 松尾さんは、マンガ好きでマンガ家としても活動。特にマンガ家の入江亜季さんのファンだといい、日本最大の同人誌即売会「 コミックマーケット」(コミケ)にも通い、「(入江さんが)同人誌を描かれていた頃から、応援させていただいていました」との熱の入りようだ。松尾さんが描くイラストのルーツは人気の4人組マンガ創作集団「CLAMP(クランプ)」にあるといい「たくさん、影響を受けました」とにっこり。

 現在は、劇場版アニメ第20弾「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」に登場するキャラクターの安室透(あむろ・とおる)が「かっこよすぎて、いとおしい」と乙女の表情で明かし「正義感が強く、正義を貫き通すところがかっこいい」とぞっこんだ。

 母親が人生の師匠といい、「母はマンガ家としてデビューが決まった矢先、いろいろあってモデルの仕事を始めた人。私もマンガ家のデビューが決まりかけていた時にミス・ユニバースに出場しました。母の生き方に憧れを抱いています」と力を入れる。「(女優とマンガ家の両立は)難しいと思います。イラストは腕が落ちないように書き続けています」といい「イラストのお仕事も増えたらいいな」と目を輝かせた。

 <プロフィル>まつお・ゆきみ。1987年10月20日生まれ、京都府出身。2013ミス・ユニバース日本代表。女性ファッション誌のモデルとしても活躍し、ファッションショーや広告にも出演。「ミラノマンガフェスティバル」のキャラクターデザインも務めた。

エンタメ 最新記事

アクセス上位記事