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彼女がキレイな理由:マイコさん クラシカルな装いが好き 楽屋でのこだわりは一輪のバラ

 女優のマイコさんが、2017年1月4日~2月4日に東京・シアタークリエで上演される舞台「お気に召すまま」で、シェークスピア作品に初挑戦する。同所の開場10周年を飾るシリーズの1作目として、ブロードウェーの「春のめざめ」や「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」などを手がけた演出家のマイケル・メイヤーさんと、「ネクスト・トゥー・ノーマル」などの音楽を手がけたトム・キットさんというトニー賞受賞コンビがタッグを組んだ話題作だ。物語の舞台を、アーデンの森から1967年開催のロックフェスティバルに置き換えた大胆な演出の作品となる同作で、主人公のロザリンドと行動を共にするシーリア役を演じるマイコさんに、ファッションや美容などのこだわりを聞いた。

 レトロな雰囲気のあるロングワンピースにショートブーツを合わせたシックな装いで取材場所に現れたマイコさん。「『お気に召すまま』の雰囲気に合わせてみました」といい、「原作のお嬢さんスタイルから、どんなヒッピーな感じになるのか、衣装もすごく楽しみ」と期待を寄せる。

 普段のファッションでも「クラシカルなアイテムがとても好きで、どこかに取り入れています」といい、「丸メガネだったり、赤リップだったり、いまどきのものより、昔から愛されているアイテムを取り入れるのに、ここ何年かはまっています」と語る。今年の冬は「ガウンコートが欲しいなと思って。でも身長があるので、丈が難しいんですよ。あとは、ニットは大好きなので、毎年買っちゃいますね。首の詰まっているものが好きです」と、こだわりを明かした。

 よく身に着けているお気に入りのアイテムは、両親からプレゼントされたパール(真珠)のピアスだという。「いつかの誕生日にもらったものです。普段はそればっかり着けちゃいますね」というマイコさん。パールをはじめ、クラシカルなものが好きなのは「母の影響かもしれない。母がすごくパールが好きで、それを子どものころからずっと見ているからかもしれないです。大人の女性のイメージがあります」と語った。

 美容や健康に関しては「あんまりこだわりがないんですよ。半身浴と、夜にヨーグルトを食べるくらい」というマイコさんだが、舞台の時に必ずすることは「公演中、毎日必ず、楽屋にバラの花を一輪飾る」という。初舞台を踏んだ5年前からずっと欠かしていないといい、「花屋さんで花を選んでいるのは、思いのほか癒やされることに気づいたんです。舞台は特にルーティ-ンがあって、そこから外れるのが怖いんですよ。何時にご飯を食べて、メークして……というスケジュールを狂わせたくない」と強いこだわりを明かし、「私は本当に緊張しやすい。これは一生つきまとうものだと思うので、うまく付き合っていく方法を探ってます」と語った。

 次回は、舞台の役柄や演技、女優という職業について聞く。

 <プロフィル>

 1985年3月15日生まれ。2008年の映画「山のあなた~徳市の恋」で女優デビュー。09年は「カフーを待ちわびて」「山形スクリーム」「スノープリンス 禁じられた恋のメロディ」「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」と立て続けに映画に出演する。10年は映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」のほかNHK大河ドラマ「龍馬伝」では語り部の岩崎弥太郎の妻・喜勢役でドラマデビューを果たした。また、その後もドラマ「新参者」(TBS系)にレギュラー出演。11年はNHK連続テレビ小説「おひさま」に相馬(秦野)真知子役で出演。11年に、舞台「8人の女たち」で舞台デビュー、14年と16年に舞台「ガラスの仮面」にも出演。17年1月の「お気に召すまま」でシェークスピア作品に初挑戦する。

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