女優の柴咲コウさんが5月25日、東京都内で行われた映画「クルエラ」(クレイグ・ギレスピー監督、27日公開)の公開直前イベントに登場。日本語吹き替え版でクルエラの声優を務める柴咲さんは、今の夢を聞かれると「夢だから大きいことを言いたいなと思うんですけど……」と前置きしてから「コミューンを作る」と回答。「北海道で共同ファームを持っていたりするんですけど。そこで意識や思いが共通する人たちを集めて、ユートピアみたいなものができたらいいなと思っています。馬に乗って、畑を耕して……」と語った。
映画は、ディズニーの名作アニメーション「101匹わんちゃん」のヴィラン(悪役)、クルエラの誕生秘話を女優のエマ・ストーンさん主演で実写化。パンクムーブメント吹き荒れる1970年代のロンドンが舞台。ファッションデザイナーを夢見る少女エステラは、身を削りながら働き続けるが、伝説的なカリスマデザイナーのバロネスとの出会いによって運命が大きく変わり、狂気に満ちあふれた「クルエラ」の姿へと染まっていく。なぜ少女は悪名高きヴィランに変貌したのか……という内容。
柴咲さんは声優のほか、同作の日本版エンドソング「コール・ミー・クルエラ」の歌も担当。クルエラに共感する部分を聞かれると「(エンドソングの)歌詞に『心の声に従う』とあるんですが、心の声に従うって本当に大切だな、と日ごろから思っていたので、まさにそういうところは(クルエラと)共通する部分だなと思いました」と説明した。
さらにMCから、自身のこれまでを振り返って、心の声に従って生きてきたかと問われると「正直に分析すると、たぶん(心の声に従って)生きてきています。協調性も大切だと思うけど、自分自身が一番自分の味方であり、応援者であり、支持者でありたいなと思う。これからも正直に生きていきたいと思っています」と胸の内を語った。