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俳優の菜々緒さんが主演を務める連続ドラマ「無能の鷹」(テレビ朝日系、金曜午後11時15分※一部地域をのぞく)が10月11日にスタートする。超有能そうな見た目だが、想像を絶するレベルの“無能”にもかかわらず、それを気にせずに生きる新入社員・鷹野ツメ子に、「企画書で読めない漢字が何個かありました(笑)。『ちょっと(自分と)合ってるところがあるんだな』『これは私がやるべきなんだな』と思えました」と共感する菜々緒さんに、新人時代や世間のイメージとのギャップ、スタイル維持の秘訣(ひけつ)などを聞いた。
◇大学生でモデルの仕事をスタート 「当時はふわふわしていた」
本作で新入社員を演じる菜々緒さんは「(私が新人とは)おかしな話ですよね」と笑い、「私がこのお仕事を始めたのは大学生の頃でしたので、学業中心の新人時代でした」と自身を振り返る。
「モデルのお仕事を始めて、身だしなみには気をつけていました。大学と両立しながらこのお仕事を始めたので、まだふわふわしているというか。当時はまだそこまで『やるぞ!』という感じではなかったかな」
有能そうに見えて実は無能という役どころにちなみ、自身のギャップエピソードを聞くと、「意思が強いとか“できる”役を多く演じてきたので、そのイメージを持たれることは多い」と口にした菜々緒さん。実は意外にも走るのが遅いという。
「なぜか運動神経が良さそうなイメージを持たれますが、そうでもなく、足がめちゃくちゃ遅いんです(笑)。以前出演した時代劇で、盗っ人の頭役で先頭を切って走るシーンがあったのですが、あまりにも足が遅すぎてザワザワしました。母親からは『運動神経悪いのによくアクションできるね』と感心されたことも」
◇年齢を重ねたことで美容への意識も変化
大学生の頃にモデルとしてキャリアをスタートさせた菜々緒さん。仕事を長く続けるなかで、大切にしていることは何だろうか。
「好きなことをやらせていただいているというのが一番の強み。いいときも悪いときも、どんな状況でも楽しみながら取り組む姿勢は崩さないようにしています。やりたいことをやらせていただけているという視点に立つと本当にありがたいし、向き合ってやっていける気持ちになれます」
菜々緒さんといえば、圧倒的なスタイルも魅力。体作りで意識していることを聞いた。
「ワークアウトが苦手ですが、一つだけちゃんとやろうと思って貫いているのがカイロプラクティックです。いかに体の土台が大事かと痛感しました。今はより良くするように、続けています」
さらに、「体が変わることによってメンタルも変わったし、自分の体が変わっていくことで自信がつきました。続けてきて良かったと感じています」としみじみ語る。
今月、36歳になる菜々緒さん。健康こそが美容において大切だと再確認したという。
「どんなに楽しいことやうれしいことが起きても、体や気持ちが沈んでいたら楽しく感じられない。健康って大事だなと。仕事でもコンディションを整えておかないとパフォーマンスが下がってしまったり、能力を100%発揮できない。年齢を重ねて衰えを感じる部分も出てきたので、フォローアップする意味では、食事の管理や体のメンテナンスは怠らないようにしています」
◇鷹野を演じることに「使命を感じます」
ドラマは、はんざき朝未さんの同名マンガ(講談社)の実写化。有能な見た目だが実はコピーもパソコンも使えないほど無能なツメ子が、同期のへたれサラリーマン・鶸田道人(塩野瑛久さん)とタッグを組み、なぜか大口の契約を成立させるなど、次々と奇跡を巻き起こしていく……というストーリー。
自身が演じる鷹野ツメ子について、「とにかく自分にうそがなくて、自分自身を信じていて、常に自分らしくあること人」と評価する。
「どんな状況でも、どんな人に対してもフラットで、外の世界に影響されない。自分らしくあるとか信念を貫くことは現代では難しい部分もあるのに、彼女は計算するでもなく、あるがままを表現して生きているところが魅力的です。ヒントをもらうことが多く勉強になります」
そんな鷹野を演じることに、菜々緒さんは「使命を感じた」という。
「ちょっと苦しくなっていた時期にお話をいただいた。鷹野を見た瞬間に『こういう風になれ』と言われているような気がして、このタイミングで令和の時代に鷹野を演じられることに、使命を感じました。ドラマを通していろんな人に気づきやきっかけみたいなものを与えられたら」
最後に、今後チャレンジしてみたいことを聞いた。
「シリアスな役や強い役を演じることが多かったので、コメディーに挑戦する機会が少なかった。このお仕事コメディーで結果を残して、日本一のコメディエンヌになりたいと思います(笑)」