トーク番組「徹子の部屋」に出演した綾戸智恵さん=テレビ朝日提供
ジャズシンガーの綾戸智恵さんが、7月2日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。12年前に「においを感じない」という難病になった息子のために、さまざまな料理を手作りし、食べられるものを探したことを明かし、イサさんのために作った料理の写真を公開した。
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徹子さんから「息子のイサくんは、12年前ににおいを感じない難病になった。そんなことがあるのね」と振られた綾戸さん。「びっくりしました。すがる感じでいろいろな人に電話をしました。難病という指定を受けたとき、なんでやねん、と思いましたね」と当時の心境を明かした。
当時、イサさんは車の整備士の夢をかなえるべく学校に通っていたが、「ガソリンのにおいを感じないというのは危険」ということで退学になった。コーヒーの焙煎をしている綾戸さんの友人から「鼻じゃないんだよ。目や耳で作るんだよ」と勧められ、イサさんはコーヒーの焙煎をするようになった。
においを感じないと、「味覚がおかしくなって、食べる物が違うものになる。到底食べられないような味になる」と明かした綾戸さん。
たとえば、小豆が煙草の吸殻に、鮨(すし)が腐ったものに感じるという。「(イサさんは)豚肉が唯一いけたので、しょうが焼き、ソース焼き、みそ焼き、天ぷら、炒め物、からし焼きとか7種類ぐらい作ってテーブルに出して、『どれでもええから一口ずつ食べて。どれが食べられる?』と毎日実験でした」と話した。
当初、イサさんは油淋鶏を食べることができた。「酢がええんや、と思って。なんでも(料理に)酢を放り込んだ。ごはんも少し酢を入れて炊いています。だけど統一感がないんです。これがいいのに、これがダメって」と苦労を明かした。
番組では、綾戸さんがイサさんのために作った料理の写真を公開。「豚しゃぶサラダ」「じゃがいもソテー」「菜の花のお浸し」「鶏のBBQ味」「スモークサーモン」「ミンチコロッケ」「豆腐の醤油蒸し」「ドリア」「にんじんスープ」が並んだ。
綾戸さんは「じゃがいもは芋くさいと言うんですけど、バターとしょうゆで焦がしてしまうとそのにおいで食べられるんです」と語った。
イサさんが唯一食べられる魚類はサーモンだけだと明かすと、徹子さんは「大変ですね」とねぎらいの言葉をかけた。綾戸さんは「でもね、やっぱり料理は元々好きで、息子に料理を作るのはあまり苦ではなかった」と振り返った。
綾戸智恵さんのインスタグラム
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