連続ドラマ「ラストノート」に出演する内田有紀さん(C)フジテレビ
俳優の内田有紀さんと人気グループ「timelesz(タイムレス)」の寺西拓人さんがダブル主演を務める連続ドラマ「ラストノート」(フジテレビ系、木曜午後10時)。寺西さんの印象や、夏の撮影で意識していることなどを聞いた。(前後編の後編)
あなたにおすすめ
内田有紀:現在地はミドルノートからラストノートに移行する“中間管理職” 「柔らかくて甘いアンバー」が理想
内田さんは現状維持の日常を送る49歳の一瀬葵(いちのせ・あおい)と、寺西さんは夢を諦め、自分にフタをして生きる30歳の樋口澄晴(ひぐち・すばる)を演じる。2人が出会い、20歳近い年の差など、乗り越えられない壁に何度も襲われながらも惹(ひ)かれ合っていく……というストーリー。
寺西さんについて「いつもすごく言葉遣いが丁寧」だという。
「俳優さんで監督に『かしこまりました』って答える人、初めて現場で見ました。監督が『こうしてください』って言ったら『あ、はい、はい』とか『うん』『わかった』って答えることが多いんですけど、『かしこまりました』って毎回崩さずに言っているのに驚いています。彼なりの人との対応の仕方なんでしょうが、『私事で恐縮ですが』とお話されるんです」
また、親友・優子役の坂井真紀さんとは、実際に15歳の時から友人関係が続いている。
「セリフでも『15の誕生日の時に~』とありましたが、私が15歳の時に、モデルとして真紀ちゃんと一緒に仕事をしていて、仲良くしてくれました。本当に15歳から知っている真紀ちゃんと親友役っていうことで、どのくらいの温度感でやればいいかなということはよく話しています」
日に日に暑さが増してくる時期。夏ドラマの撮影の準備を聞くと、「保冷剤を山ほど持ち歩くこと」と笑う。
「食品を買った時に入っているものを全部取っておいて(笑)、大きいのから小さいのまで全部持って現場に行っています。あとは、首や腋(わき)など、大きな血管が通ってるところを冷やせるグッズがあるので、それを仕込んで立ち向かおうと思っています。
食生活は季節であんまり変わらないんですが、さっぱりしたものは増えますね。あとは、私はシャキシャキしたものを食べると元気になるので、ミョウガ、キュウリやスイカなどのシャキシャキした食感のものを食べるようにいています。そういう“おばあちゃんの知恵”のようなものも取り入れて、元気でいられるようにしています」
第1話の冒頭では、葵がピオニーの絵と出会ったシーンが描かれた。葵のように心を奪われたものがあるか尋ねると「富士山」と即答。
「私、小学生の時に富士山に登ったことがあるんです。その時の思い出からか、富士山を見ていると人を勇気づけてくれる気がします。おこがましいですが、私も富士山のように誰かのためになれる人間になりたいという憧れがあって、ついつい引き込まれています。いつも手を合わせています(笑)」
キャンプ好きな内田さんは、富士山のふもとでキャンプをするたびに、富士山へのあいさつを欠かさないという。「今回のドラマも富士山に『頑張ります』って誓いを立ててきました」と明かした。
葵は香料メーカーで働いているという役どころだが、内田さん自身は、普段どのように香りを取り入れているのだろうか。
「役柄によって、まとう香りを決めています。悪女をやる時は色っぽい香りを探してつけていたり、爽やかな役の時は爽やかな香りにしたり。私の大好きな先輩にもそういう方もいらっしゃいます。部屋の中ではディフューザーとかでいろんな香りを楽しんでいます。ホテルのロビーなどの香りが好みで、家の中でも再現したくてホテルの方に聞いたことがあるんですが、『オリジナルで、売っていません』っておっしゃって(笑)。だから近い香りを探して使っています」
内田さんが考える「夏の香り」は「わかりやすくかんきつ系」と回答。
「ベルガモットはもともと大好きで、ミント系よりはベルガモットのような爽やかな感じかな。これはもう固定観念ですよね(笑)」
タイトルの「ラストノート」とは、時間ごとに変化していく香水の、最後の香りを表す言葉のこと。つけた瞬間の第一印象となるトップノート、香水のメインの香りとなるミドルノート、香水の最後に残り、肌と溶け合うことでその人だけの香りを残す“ラストノート”。内田さん自身の人生やキャリアは今、どこに当てはまるのか尋ねた。
「今はミドルノートからラストノートへ移行している状態だと思ってます。中間管理職かな(笑)。トップノートの時期は勢いがあるし、寝て起きたら元気になっていますよね。ミドルノートの時期は多分すごくいろんなことが見えてきて視野も広がってくるけど、最後の余韻になるにはまだ早くて。だから自分の中ではラストノートに向かって変化をしている時期かな」
今は香りを決められる時期ではないというが、「最終的には穏やかな、柔らかくて甘いアンバー」と理想を語る。
「アンバーは光もそうですけど、強くはなくて、暖かく、自分も照らせるようなもので、そんな人間でいたいなと思います。遠赤外線みたいに、じわじわ(笑)。周りの人の中にも入っていって、芯まで温めるのが理想です」
あなたにおすすめ
内田有紀:現在地はミドルノートからラストノートに移行する“中間管理職” 「柔らかくて甘いアンバー」が理想