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連続ドラマ「夏色の雲が恋と嵐をまきおこす」に出演し、取材に応じた羽田美智子さん
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連続ドラマ「夏色の雲が恋と嵐をまきおこす」に出演し、取材に応じた羽田美智子さん

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羽田美智子:母の介護で茨城と東京を往復 「一番幸せな時間」を噛み締める日々 守るべき存在で「娘ができたみたいな感覚」

 ジュニアの人気グループ「ACEes(エイシーズ)」の深田竜生さん主演の連続ドラマ「夏色の雲が恋と嵐をまきおこす」(テレビ朝日系、土曜午後11時)。深田さん演じる武宮夏輝の母、十和子を演じる羽田美智子さんに、母親役の役作りや、自身の母との同居生活について聞いた。

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 ◇息子役・ACEes深田竜生に食事指導 娘役・田辺桃子とは恋バナも

 出演が決まったとき、「こんなキラキラした子のお母さん、楽しそうでうれしかったし、今年の夏はキラキラしたものにしたいなと思いました」という羽田さん。武宮家を「令和のサザエさん」と表現する。

 「今どきの恋愛事情に戸惑いつつ理解を深めていく父と、いつでも子どもの味方で子どもたちが大きく羽ばたく姿を応援しながら、料理教室など自分の好きなこともできている母。長女は家の中では一番リーダーシップがあって、たぶんふわふわしたお母さんを見て、きっと『自分がしっかりしなきゃ』とぐいぐい家族を引っ張ってきたんでしょう。弟は迷いながらも自分の殻を破り、一歩一歩成長してすてきな大人になっていく、そんな家族がほんわかしていて、温かいんです。さらに、個性豊かに優しく見守ってくれるご近所さんもいて、まるでサザエさんの世界みたいだなって(笑)」

 羽田さんは自身が演じる「あんまり苦労してないお母さんっていう感じが、私にぴったり」と笑う。

 「『田舎育ちだから』というセリフもあって、のんびりしてるところがある。料理教室を自宅で開催しているので、始終人が集まってくるのですが、どこか抜けていてほっとできる、風通しのいい雰囲気を作るのが役目で、そんなまなざしでいようと思いました。集まって栄養を取り、外に出て行って輝く、ハチの巣箱みたいな存在です」

 娘役の田辺桃子さん、息子役の深田さんとのやりとりは、まさに母のよう。

 「2度目の親子役の桃子ちゃんとは、ちょっと恋バナをしたことも。女優という同じ道にいる人間として、『こうやってみたらどうかな』とか、『こういうとき、どうやってる?』とか結構、お芝居の話もしていました。

 竜生くんは、食生活が“なってない”(笑)。すごく忙しいからしょうがないんですけど、栄養ドリンクを飲む回数が多くて、『そればかり飲まないで、ちゃんと食べなさい』って指導しました。年齢を重ねると、食事の大切さが本当に身に染みますが、たぶん、竜生くんぐらいの年齢では実感がないですよね。今回、食事のシーンが多く、フードコーディネーターの方がすごく上手で、おいしくて、栄養面も考えて作ってくださる料理が食卓に並ぶので、『チャンス、食べろ!』って。余りそうなときは保存容器に入れてもらい、『持って帰って、あすの朝食べなさい』とか、撮影外でもすっかりお母さんモードです」

 ◇「特捜9」メンバーと共演 「幼なじみに会ったみたい」

 今回は、羽田さんが長年出演していた同局のドラマシリーズ「特捜9」で共演していた田口浩正さん、原沙知絵さんも出演している。

 「刑事ものみたいに難しい単語を言わなくていいので、今までと全然違って面白かったです。一緒に撮影したのは3、4日だったんですが、20年近く一緒にやってきたメンバーなので、幼なじみに会ったみたいな気楽さがあって、ご飯も一緒、トイレも一緒みたいな感じで、常に一緒にいました」

 ドラマの見どころを「懐かしくて甘酸っぱい、ときめきをくれる」とアピールする。

 「青春の懐かしさとか甘酸っぱさみたいなものを、もう一回経験できるところにひかれます。私たち世代が見たら、誰かに恋をしたときのことを思い出すような甘酸っぱさがあり、今、恋愛真っ最中の若者は、『こんな恋したいな』とか、『こういう世界いいな』というときめきがあるんじゃないかと思います。ときめきっていくつになってもパワーをもらえる言葉。人を想うときめきもあるし、人を想っている人を応援するときめきもあるし、それぞれがときめくポイントを見つけながら見てほしいです」


 ◇母親役のモデルケースは自身の母 「いくつになっても親は安心できる存在」

 プライベートでは、母の介護のため東京と地元の茨城を往復している。

 「仕事に対するスタンスはずっと変わりませんが、時間が限られてきたことで、量はこなせない代わりに、深く集中して、質がかなり高まっていると感じています。時間に制限がなかったときは、いくらでも頑張れてしまったのが、自分の中の優先順位がより明確になりました」

 10代で親元を離れてから、長く一緒にいるのは約40年ぶり。「この年になってまた一緒に過ごせるなんて思いがけないことでした」としみじみ話す。

 「小さい頃は、私が母の後ろにくっついて、手を引いてもらっていましたが、今は私の後ろにくっついている母を引っ張っているので、まるで娘ができたみたいな感覚です(笑)。守ってきてもらった分、守ってお返ししていかないと、と思っているし、守るものがあるからこそ、以前は優柔不断で決められなかったことも、パン、パン、と決断できるようになり、精神的に強くなりました」

 母親役を演じることが多くなった羽田さんにとって、母と過ごす時間は有意義。

 「“母”というモデルケースは自分の母しかいないから、母だったらどうするかな、とすごく考えます。母は、いい言葉をタイミングよく人に与えられるタイプで、人を癒やす力があって、周りに人が集まってくるんです。高齢になった今でも、みんなに頼りにされている。『こういう人になるにはどうしたらいいんだろう』と勉強になっています。

 いくつになっても親は安心できる存在で、一緒にいるとパワーをもらえます。母と過ごす時間もこの先永遠に続くわけではないので、今が一番幸せな時間だと思って、噛み締めるように日々過ごしています」

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