劇場版アニメ「パウ・パトロール ザ・ダイノ・ムービー」で日本語吹き替えキャストを務め、取材に応じた大島優子さん
劇場版アニメ「パウ・パトロール ザ・ダイノ・ムービー」で日本語吹き替えキャストを務める大島優子さん。自身の子どもたちも大好きだという作品への出演が決まって「光栄でした」と笑顔を見せる。子どもたちの声がけで意識していることや、子育てと仕事の両立で大切にしていることなどを聞いた。
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今回演じたハーパーは、パトロール隊とは少し離れた役柄。
「ライバール市長側にいるからといって敵や悪役というわけではなく、ジャングルのエキスパートとして出てきます。最初は声を低めに作っていったんですけど、監督さんから『普通に大島さんのトーンでいいですよ』と言われて、楽しく自分らしく演じさせていただきました」
大島さんは「パウ・パトロール」の魅力を「仲間思いで助け合う心」だという。
「1人で頑張ることもできるけど、助け合ってできることがあることを学んでほしい。私も実際に周りに助けられてきて、仲間がいるからこそできたことはたくさんあります。今作では、そういうことを子どもたちに知ってもらえる機会になるといいなと思います。自分自身も母親として、自分1人じゃ何もできないんだよって教えたいです」
現在、3歳児と1歳児の子育て中。周囲への感謝の気持ちはより強くなっている。
「本当に1人じゃ子育てなんて絶対できないなと実感します。夫や自分の親など家族は“チーム”として、あとはもう近所付き合いやママ友など、ちょっとした一言でもすごく心が救われたりとか、『こうしたらいいんだ』という糸口になったりするので、すごくいろんな人に助けられているし、常に感謝の気持ちを強く持ち、『あー、何もできないや』と自分がちっぽけに感じます」
その気持ちはいい変化もあり、「人に甘えられるようになりました。今までは甘え方もよく分からなかったけれど、甘えるのが上手になってきたし、肩の力を抜けるようになった気もします」と明かした。
子どもたちが好きなキャラクターはチェイスとスカイで、大島さんはリバティがお気に入り。
「街の案内人として、パウ・パトロールに憧れつつも、自分のやる役割を一生懸命全うしていたら、みんなが感謝してくれて、仲間になったという喜びに感動して。まさに親心で『良かったねぇ。人から感謝されてうれしいよね』と思いました。
子どもたちは、パウ・パトロールとしての片りんを見せていません。また訓練生ぐらい(笑)。パウ・パトロールはそれぞれの個性があって、『そのまんまの君でいい』と伝えてくれる作品なので、私も子どもたちにそう言ってあげたい。もちろん親としての理想はありますが、まだ小さいですし、最低限のことを共有している段階です」
理想とのギャップに、時には言い過ぎてしまいそうなときもあるが、ぐっと飲み込んでいる。
「子どもに関しては難しいですよね。自分だけなら、とにかく思ったように突き進んで動いていましたが、子どものことになると全部跳ね返ってくるというか、自分を見つめ直すきっかけになります。だからすごく丁寧にやらなきゃな、というのは強く思います。性格も若干変わってきて、時間に追われてせっかちだったのが、『待つ』ことを知り、『まあいっか』を覚えました」
逆に言葉に出して褒めることは意識的にやっている。
「『すごい! よくできたね~!』『頑張ったんだ!』とか小さなことでも言うようにはしています。先日、『昨日これしてくれたから、今日は朝ココアを飲もうか!』と言ったら、すっごく喜んでくれたんです。『うれしい!』と言いながらぎゅっとハグしてくれて、こういう褒め方もあるんだな、と。その場で褒めるだけでなく、一続きに考えることの大切さに気づきました。日々、発見があります」
子育てと仕事との両立で、仕事に誠実に真摯(しんし)に向き合うという意識が高まったと話す。
「仕事をしている時間は自分と向き合う時間で、すごく大切な時間だなと思っていますが、家族との時間を犠牲にしているという感覚もある。だからこそ、仕事に対して、本当に誠実に真摯に向き合おうっていう風により一層思います。
仕事には必ず『対相手』がいて、その人にも家族がいて子どもがいてとか考えると、その人の大切な時間をもらっていると強く感じられるようになりました。だからちゃんと向き合って大切な時間にしたいな、と。そうすれば、家族との時間を仕事の時間に充てていたとしても、『自分はちゃんと誠心誠意やっていたから』というような言い訳というか、理解が得られるのかなとも思っています」
忙しい日々の中では、1人で仕事をする時間で癒やされることも多く、「自分のペースでできる時間は貴重なので、ホッとできる時間になっていますね」と告白した。
仕事が忙しい時期は“家族会議”で調整するなど、コミュニケーションの取り方はより密になっている。パパとママでの役割分担を尋ねると、「決めてないです、全然! 『気づいたほうがやる』という感じなんですけど……まあ、気づかないですよね(笑)」と笑う。
「どうしても母親のほうが気づくことが多いので、そこはもうしょうがないと割り切って。パパも『仕事で忙しいし頑張っているから!』と思っています」
2人目が生まれてから「物理的に時間に追われている」と思うことは多い。
「2人同時にいろいろやれることもできました。もしかしたら、一人一人にかける時間はちょっと短くなっちゃったなとは思うんですけど、家族の絆とか家族の強さっていうものをすごく感じながら生活していますね。きょうだいならではの“チーム”になっていくのも楽しみ。今はけんかをしているのを見るのも楽しいです。『あ、始まった! どうするんだろう?』って見届けつつ、タイミングを見て止めに入ります」
子どもたちは両親の仕事は理解している。
「『お芝居をやっています』と説明しました。私は去年は歌う仕事も多かったので、ママは歌って踊る人だと思っているところもあって、仕事に出掛けるときに『歌って踊ってくるの?』と聞かれることもあります。まねをして鼻歌を歌っていることもあって、何を歌っているのか聞くと、『ママの歌だよ』って。ちょっとオリジナルっぽい感じで、正解は分かりません」
今作への出演を上の子に伝えたとき、とても喜んでいたという。
「声で出演するということがまだよく分かってないので、『ママはパウ・パトロールのみんなとお仕事するよ』って言ったら驚いていました。試写に連れて行ったら、すごく楽しんでくれて、ハーパーが出てきたときには背筋を伸ばして見てくれて、終わったあとに『ママ分かった?』と聞いたら『分かった!』って。うれしかったですね」(三華音/毎日キレイ)
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