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井桁弘恵さんが出演する舞台「SWAN Ballet cross Reading」のビジュアル
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井桁弘恵さんが出演する舞台「SWAN Ballet cross Reading」のビジュアル

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井桁弘恵:冷静な自分を解放し「誰よりも魅力的に」 有吉京子のバレエマンガ「SWAN」舞台化で新境地へ

 俳優で、トークバラエティー「おしゃれクリップ」(日本テレビ)のMCとしても知られる井桁弘恵さんが出演する舞台「SWAN Ballet cross Reading」が9月4日に幕を開ける。有吉京子さんによるバレエマンガの金字塔「SWAN‐白鳥‐」をリーディング(朗読)とバレエで表現する作品。12歳までバレエを習い、今回、初めてのリーディングに挑戦する井桁さんは「この魅力を届けきって自信につなげたい。最後までめげずに稽古(けいこ)に励みます」と意欲を見せる。新境地に挑む井桁さんに話を聞いた。

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 ◇「とにかくバレエが好き」だった 経験を生かし聖真澄を演じる

 バレエを習う姉の姿を見て「私もやりたい」と3歳のころにバレエを始めた井桁さん。「子どものころは、とにかくバレエが好きでした。『くるみ割り人形』の曲を聞くだけでワクワクして、あの役をやりたいな!と思ったりして」と振り返り、「バレエの空気感を少しでも経験しているからこそ、今回の作品で演じられることがあるのではないか」と考えている。

 今回、演じるのは主人公の少女・聖真澄。真澄は、アレクセイ・セルゲイエフとマヤ・プリセツカヤのバレエ公演を観るために北海道から上京する。その公演に感銘を受けて楽屋に飛び込み、セルゲイエフの前でブラックスワンを踊って才能を見いだされ、コンクールに出場することになる。

 「真澄はとても一生懸命。バレエ一筋で、すべてをバレエに注ぎ込み、すべての感情がバレエによって動かされています。大人であれば見切りをつけてしまうようなことも10代だからこそ、スルーできない。そこが真澄らしいし、自分にも同じような頃があったと懐かしい気持ちにもなります」

 ◇10代らしく、真澄らしく 自分を解放して魅力的に

 舞台出演は3度目。「日ごろ、映像の仕事が多いので、今回は発声の稽古から積み重ねている」と言う。また、真澄と異なり、自身は「俯瞰(ふかん)型で、自分の感情に支配されることがあまりない」からこそ、演じるときに気をつけていることがある。

 「演出家の小林香さんのお話を受けて、10代の“青い”部分を前面に出すこと、真澄の感情的な部分の振り幅を大きく演じることを意識しています。

 今回はリーディングを超えて、お芝居をするシーンもあります。真澄は、踊ることが技術的に飛び抜けてうまいわけではないけれど、なにか光るものがある。それを見いだされ、セルゲエフ先生に目をかけてもらうという役どころ。

 真澄のように、なにかにのめり込めることはすてきなことですし、幸せなこと。私も真澄という誰よりも魅力的な子になって、きらめくものを出せるように、冷静な自分を解放して魅力をプラスするイメージを大切にしています」

 ◇踊るシーンは「楽しみながら」 初めての朗読に怖さも

 真澄役は、井桁さんとバレエダンサーが二人でひと役を演じる。リーディングキャストとバレエキャストは一緒に稽古を進める事も多く、互いに役の理解を深め合いながら、真澄像を作り上げている。劇中では、井桁さんが踊る場面もあるという。

 「キャストみんなで踊る場面もありますし、真澄を演じるダンサーの方とシンクロして二人ひと役ということが分かるような動きもあります。ステージで踊るのは、17年前にバレエを辞めて以来。久しぶりに踊れることは楽しくて。あの頃を思いだして、楽しみながら練習に励んでいます。またバレエをやりたい気持ちが湧き上がってきました」

 楽しみもある一方、初めてのリーディングに「怖い」と明かす。

 「朗読だからこそ、文字を追うからこその怖さを感じています。手に台本を持っているので舞台上での動きも制限され、声色と表情だけで表現しなくてはいけない。そこにも難しさがあります。初めての経験なので、めげそうになることもありますが、最後まで努力を続けたいと思います」

 ◇バレエと朗読の「いいとこ取り」でぜいたくに

 「この舞台は、いいとこ取りのぜいたくな作品。一般的な舞台を観る感覚で訪れたら『すごいものが観られた!』という驚きにつながるはず」と自信を見せる井桁さん。

 「素晴らしいバレエダンサーの方が集まって、有名な演目の見どころシーンや、さまざまな種類の踊りを、ぎゅっと凝縮して見られる。とても美しいです。リーディングがあることで、登場人物の感情や言動に対するせりふや情報、物語がスムーズに入ってきますから、バレエを見たことのない方にも、ぜひ届けたいですし、バレエになじみのある方にも楽しんでもらえると思います。

 バレエをやっていた自分が、役者になって、またバレエに携わることができることに不思議なご縁を感じます。バレエの魅力をもっと伝えたいですし、バレエとリーディングの相乗効果で大成功させたい。続きが見たいと思ってもらえるような作品にしたいです」

 *……舞台「SWAN Ballet cross Reading」は、1976年に連載を開始し、シリーズ累計発行部数が2200万部に及ぶベストセラーとなった有吉京子さんのマンガ「SWAN‐白鳥‐」が原作。井桁弘恵さんをはじめとする8人の俳優によるリーディングと、バレエダンサーによる本格的なバレエを交錯させ、新しい舞台表現に挑む。憧れのダンサーのバレエ公演を観るために北海道から上京した聖真澄(リーディングキャスト:井桁さん)が、バレエの才能を見いだされ、コンクールに出場することになる。真澄は仲間と出会い、その才能を開花させていく……という物語。9月4~9日に新国立劇場(東京都渋谷区)中劇場で上演。チケットは発売中。

 <プロフィール>

 いげた・ひろえ 1997年2月3日生まれ。福岡県出身。2011年スカウトされて芸能界デビュー。俳優、モデル、タレントとして、映画・ドラマ・バラエティー番組、雑誌など多方面で活躍している。現在はトークバラエティー「おしゃれクリップ」(日本テレビ)にMCとして出演。バラエティー番組「世界で開け!ひみつのドアーズの最新情報」(NHK)にレギュラー出演している。

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