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冬のファッションチェック:クリスマスのお手本は宮沢りえ 大人コーデの吉瀬 chay、本田翼も

 女性有名人のファッションをファッションビジネスプロデューサーの平井義裕さんがチェック。今回はこの冬、イルミネーションやツリーなどの点灯式に登場した宮沢りえさん、吉瀬美智子さん、chayさん、本田翼さん、相武紗季さん、菜々緒さん、松島花さん、剛力彩芽さんらのファッションから、クリスマスファッションの着こなしのポイントを解説する。

 ◇宮沢りえ、吉瀬美智子、chayをお手本に

 平井さんが「今回のベストスタイリング。100点満点で150点」と絶賛したのは、宮沢さんのファッション。アウターの大きなドットを「まるで牡丹雪のよう」といい、白のミニワンピース、キラキラした黒いブーツという着こなしを「TPO(時間、場所、場合・目的)を押さえた上で、自分らしさもしっかりアピールしている」と解説。「クリスマスは白のワンピに黒のタイツを合わせる人も多いと思います。アウターのひと工夫、ブーツのチョイスが重要だということが分かりますね」とコメントした。また、ワンピースより少しだけ短いアウターの丈は「この冬は外せない」といい、剛力さんも着こなしていた。

 クリスマスカラーのグリーンを生かした吉瀬さんのコーディネートは「一見、シンプルなワンピースの着こなしに見えますが、胸元のレース使いや素材の切り替えなど、かなり手が込んだデザインで、ネックレスも服の一部かと思わせるような一体感があります。良い物をさりげなく着こなす、大人のコーディネート」と説明した。「まねできそうでできない、かなりハードルが高いコーディネート」としながらも、「(クリスマスカラーの)赤はちょっと……という人に、赤の補色のグリーンを使うと周りとなじんで、かつ映えるという見本として使えます」と勧めている。

 「直球のクリスマスカラーの組み合わせ。冬の白の選び方で、誰でもすぐにまねできる」と評したのは、赤いワンピースにファー素材の白のジャケットで登場したchayさんのコーディネート。「冬に寒色やモノトーンを選ぶときは、フェイクファーやモヘア、ざっくりとしたニットや起毛素材など、見た目に暖かさを感じる素材がお勧め」という。一方で、ボリュームのあるジャケットとスカートのチョイスは「chayさんはスタイルが良いのでバランスが取れますが、まねすると“着ぐるみ感”が出てしまう危険がある」と注意信号。いずれかをタイトにするのがよさそうだ。

 ◇本田翼&相武紗季は小物使いにテクニックあり

 黒の帽子、黒のトップス、白のスカートという本田さんのファッションには「帽子と大きなパールのネックレスが全てといっても過言ではないスタイリング。時として服よりも小物の方がスタイリングの重要な要素になるということを証明している」と感心。「仮に服が去年のものでも、小物一つで今年らしく見せたり、すてきに見せたりできるのが、コーディネートやスタイリングの楽しさ。服選び以上の時間を小物選びに使ってみてください。きっと違った自分を発見できるはず」とアドバイスした。

 また、相武さんのチェック柄のワンピースとネックレスのコーディネートについて「カジュアルに見えすぎないように、襟元のアクセサリーでバランスをとっています。少しカジュアルな服でも、少し大きめのアクセサリーを足すことで、それなりの場にも対応できるという参考に」と勧めた。

 ◇一色のドレスを華やかに着こなした菜々緒、松島花

 セレモニーの王道のロングイブニングを着こなした菜々緒さん。「質の良いレースをぜいたく、かつふんだんに使い、菜々緒さんの素晴らしいスタイルを、さらにアピールするシルエット」と絶賛。白一色のドレスについて「織り柄やレースの組み合わせで、シンプルになりすぎず、適度な華やかさが演出できる」といい、赤一色のドレスを着た松島さんについても「胸から下の格子状の織り柄、胸元から腕にかけてのシースルー」が効いているとした。

 また松島さんのコーディネートについて「ボトムにボリュームのあるシルエットのときは、トップはこのくらいタイトにすると、バランスが良く美しい」といい、口紅とペディキュアを赤で合わせた点を「ニクいですね」と評価。またゴールドの靴など「小物にゴールドを使って、よりクリスマスらしさを演出するというのは、すぐに使えるテクニック」という。

 ◇ファッションの基本はTPO クリスマスは赤、白、ゴールドで

 平井さんは「ファッションを選ぶときの基本がTPO。今回は点灯式なので、夕方から夜にかかる時間帯、場所はクリスマスイルミネーションのそば、目的はイルミネーションの点灯のセレモニー」と解説。ピックアップした女性陣について「コーディネートのキーにしているのは色」といい、「クリスマスを連想させる赤、スノーホワイト(白)、ゴールドをベースに、点灯式というセレモニーに合わせたフォーマル寄りのスタイリング」と説明した。

 また「いくら自分流のおしゃれでも、周りの人のためにも、まずTPOを考えましょう」とコメント。河北麻友子さんのファッションについて「ファッションショーならばとても良いと思いますが、点灯式にはカジュアル過ぎて特別感が足りない」と指摘。中村アンさんのロングドレスについても「普通のパーティーならば、中村さんらしく、お似合いでとても良いと思う」としながら、点灯式のファッションとしては疑問を投げかけた。

 ◇プロフィル

 平井義裕。ファッションビジネスプロデューサー。西武百貨店勤務時にファッションビル、LOFTの開発PJをへて独立。独立後は百貨店、専門店のコンサルティングや数多くの著名ブランドの再生や設立を手がける。現オンラインショップ KOSTER代表。

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