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彼女がキレイな理由:桐谷美玲さん ファッションは「一癖あるデザイン」が自分流

 女優の桐谷美玲さんが主演する映画「ヒロイン失格」(英勉監督)が9月19日に公開される。25歳で女子高生役に挑戦し、今ドキの制服姿をはじめ、キュートな浴衣やデートスタイルを披露している桐谷さんに、劇中のファッションの見どころや、自身の私服コーディネートのこだわりを聞いた。

 「ヒロイン失格」は、マンガ誌「別冊マーガレット」(集英社)で連載されていた同名マンガを実写映画化。桐谷さん演じる主人公・松崎はとりは、幼なじみの寺坂利太(山崎賢人さん)の“ヒロイン”が自分だと思い込んでいたが、利太は同じクラスの地味な女の子と付き合い始め、はとりには学校イチのモテ男・弘光廣祐(坂口健太郎さん)が興味を持ち始める……というストーリー。

 今作では、はとりの恋愛模様とともに、ファッションも大きな見どころ。英監督からは「ファッション誌のようにきらびやかに見せたい」というオーダーが出され、メインとなる制服は「イギリスの名門校のように」というリクエストで制作された。女子は、上品なダークブラウンのブレザーにチェックのミニスカート、首元には赤のリボンというスタイルで、約150人のエキストラからも大好評だったという。

 久しぶりに着た制服姿について、桐谷さんは「最初はうれしい半面、恥ずかしかったです」といいつつも、「途中からすっかり慣れてきて、自分が高校生なんじゃないかと錯覚するようになりました(笑い)」としっくりくるようになった。実際、「ロケ現場の近所をその格好のまま歩いて、買い物に行ったりしていました」といい、「トイレで現役女子高生と並びながら鏡を見たりして。結果、すごく満喫していましたね」とすっかりお気に入りだったようだ。

 そのほか劇中では、ファッショナブルな私服姿も続々登場する。麦わらのストローハットにサマーニット、柄のパンツを合わせたカジュアルスタイルや、鮮やかなピンク、イエロー、白などを配色したポップな浴衣姿、白系でまとめた女子力高めの“ゆるふわ”スカートコーデなど、まさにファッション誌から飛び出たようなおしゃれなファッションを披露している。

 また、その洋服に合わせたヘアアレンジもキュートで多彩。巻き髪や編み込み、お団子など毎回異なるスタイルで、桐谷さんも「はとりになりきって、いつもヘアメークさんと一緒に考えながら決めていました」という力の入れようで、「実は、ネイルも細かくいろいろ変えているんです。そういうところにも注目していただけたら」とアピールする。

 桐谷さんのおしゃれセンスもところどころにちりばめられた今作だが、自身もこれまでファッション誌「セブンティーン」「non・no」(ともに集英社)で専属モデルを務め、10~20代の女性を中心に実生活でもファッションアイコンとして注目を集めている。

 普段のスタイルについて聞くと、「ちょっと一癖あるファッションが好き」という桐谷さん。「シンプルな白のワンピースでも腕回りにビジューが飾られていたり、デザイン性のあるものに引かれます」といい、「ピアスも、三角すいの片耳タイプや、M字になっている棒状のものなど、ポイントになるものが多い」と桐谷さんならではのこだわりを明かした。

 次回は、ラブロマンスを描いた映画にからめて、桐谷さんの恋愛エピソードに迫る。

 <プロフィル>

1989年12月16日生まれ、千葉県出身。2006年に映画「春の居場所」でデビュー。その後、映画「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」(12年)、「100回泣くこと」(13年)、「女子ーズ」(14年)、「恋する・ヴァンパイア」(15年)や、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」などに出演するかたわら、ファッション誌「セブンティーン」、「non・no」(ともに集英社)の専属モデルも務める。現在、報道番組「NEWS ZERO」(日本テレビ系)で火曜日キャスターも担当しているほか、9月2日からは主演ドラマ「アンダーウェア」が米動画配信サービス「Netflix」で配信される。

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