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藤原紀香:つねに「攻めの姿勢で」 “女磨き術”語る

 女優の藤原紀香さんが、7日に放送されるWOWOWの番組「イザベラ・ロッセリーニのグリーン・ポルノ」の日本語版吹き替えを担当した。今作は、イタリア出身のベテラン女優で映画監督、モデルのイザベラ・ロッセリーニさんの素顔に迫るドキュメンタリー。ロッセリーニさんについて、「あれだけキャリアがあるのに、現状に甘んじることなく、新しいことに挑戦している姿に共感と尊敬を覚えます」と語る藤原さんに、女性として、また女優として進化するために実践していることや心掛けていることなどを聞いた。

 ◇「美圧バンテージ」でスタイルキープ

 藤原さんは、神戸の大学在学中に「第24回ミス日本グランプリ」を受賞。卒業後、モデルを経て女優デビュー。さまざまな映画やドラマ、舞台で活躍する一方、その美しさと抜群のスタイルで世の女性たちから羨望(せんぼう)のまなざしを注がれている。

 これまでに美のハウツー本も複数出版し、「藤原主義 強く、美しい人になる61のヒント」(幻冬舎)では「女磨きが趣味」だと公言し、つねに美しくあるための意識が高い藤原さん。現在ハマっている美容法を聞くと、「……うーん、どれにしようかな?」としばし悩んだ末に、日ごろから実践している複数のスタイルキープ術の中から挙げたのが、「半年前に始めた」という体を温めながら圧力を加える「美圧バンテージ」だ。

 「私の場合、足がむくみやすいので、家にいるときに足首からひざ、リンパの通り道を避けて、ひざ上から太ももまでバンテージを巻いています。その状態で、掃除機をかけたり、テレビを見たり、パソコン仕事をしたり……スポーツクラブで体を動かしながらだと、すごく汗をかいて、『あ、細くなっている』と実感できます。あとは、腕やおなかに巻いてもいいですよ」と語る。

 また、外見の美しさ同様、藤原さんは内面の「女磨き」にも余念がない。「チャレンジ精神は大事ですね。そして遊び心」だといい、今回、ロッセリーニさんのドキュメンタリー番組に対しても「過激な言葉がたくさん出てくるけれど、すばらしい教養がある番組だから」と取り組んだことで、「守りに入るのではなく、攻めの姿勢で。仕事でも面白いものを常に探して、挑戦していきたい」と気持ちを新たにしたという。

 ◇「肝が据わった女性はすばらしい」

 「イザベラ・ロッセリーニのグリーン・ポルノ」は、ロッセリーニさんがさまざまな動物になり切って生殖行為を説明する一人舞台への密着を通して、その半生や素顔に迫る番組だ。

 大学で動物の生態を学んだロッセリーニさんが、あらゆる生き物のセックスを語るという、ある種、衝撃的な内容でもあるが、藤原さんは「イザベラさんのすべてをさらけ出している感じがすてきだと率直に思いました。新しいことに挑戦するのは怖いけれど、その意義を考えて、ひたむきに取り組む姿勢に共感する」と話す。

 そして、「しっかりと勉強した上で、彼女の言葉で分かりやすく伝えている。躊躇(ちゅうちょ)なくいろんな言葉を連発しますが、全くいやらしいという概念はなく、ユーモアにあふれた教養の得られる娯楽番組」だと紹介し、「私にとっても、すごく刺激を受けた作品。命の輝き、進化へのリスペクト、ともすれば自分のこれからの生き方も考えさせられます」とアピールする。

 「この取り組みは、イザベラさんが生まれたことへの自信があるからこそできるんだなって。人生いろんなことが起こるけれど、『生まれてくることに意味がある』とすべてを受け入れている。イザベラさんのように、肝が据わった女性はすごいなと思う。人間としても、女性としても、女優としても尊敬しています」と憧れを口にした。たゆまぬ向上心と命への感謝の気持ちをもって藤原さんは今後、さらなる進化を遂げることだろう。

 番組は、7日午後1時からWOWOWプライムで放送される。

 <プロフィル>

 ふじわら・のりか。1971年6月28日生まれ、兵庫県出身。1992年に「第24回ミス日本グランプリ」を受賞。大学卒業後、女性ファッション誌のモデルを経て、女優デビュー。以降、さまざまな映画やドラマ、舞台、CMに出演する傍ら、京都国立博物館文化大使や赤十字広報特使も務め、自身のNPO「Smile Please☆藤原紀香世界こども基金」を設立するなど国際人道支援にも尽力。美と健康の愛用品を集めたサイト「紀香バディ!コム」(http://www.norikabody.com/)も開設し、売り上げの一部を子どもたちの教育支援事業にあてている。

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