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ミス着物:おりも政夫の長女・織茂璃穏「憧れは米倉涼子さん」 自閉症啓発イベントをPR

 男性アイドルグループ「フォーリーブス」のメンバーとして活躍したおりも政夫さんの長女で、2016年度ミス日本「ミス着物」の女優・織茂璃穏(おりも・りお)さん(24)が30日、4月2日の「世界自閉症啓発デー」に東京都内で行われる参加型アートイベント「#BlueKiss(ハッシュタグ・ブルーキス)」PRのため、MANTAN編集部を訪れた。同イベントでアートディレクターを務める織茂さんは「少しでも多くの方に参加していただいて、自閉症のことを知っていただければ」と呼びかけた。

 「#BlueKiss」は、アートを通して自閉症者を支援する団体「AoArt」と「ミス日本コンテスト」がコラボレートしたイベントで、東京タワー広場(東京都港区)で開かれる「東京タワーブルーライトアップイベント2016」(東京都自閉症協会主催)内で実施。参加者は唇を青く塗って(あるいはクレヨンで)巨大なキャンバスに、青いキスマークを付けて自閉症に対する「愛と理解」を表現する。

 当日はブルーのリップに青い振り袖姿の織茂さんや準ミス日本の谷本英里子さんと記念撮影できるコーナーもあり、織茂さんは「#ブルーキスでSNSにアップして、拡散してもらえたら」と期待し、「東京タワーですから観光客の方も多いと思いますし、年齢問わず、外国の方にも参加してもらいたいですね」と語っていた。

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 織茂さんは東京都出身で1991年8月8日生まれ。身長165センチ。2014年から女優として時代劇などの舞台に出演。特技はジャグリング、水泳。昨年は同コンテストの東日本地区大会で落選したが、今年2度目の挑戦でミス着物に輝いた。現在は2度目の大学生活を送り、幼稚園教諭の資格取得も目指している。

 昨年の落選時には「一緒に父の名前が出て悔しい思いをした」という織茂さん。今年の受賞については「すごく驚きました」と振り返り、「父は口数が多くない方なんですが、電話で『良かったね』といってくれました」と祝福されたと明かした。さらに、受賞の翌日には出演する舞台の顔合わせがあり、座長を務める俳優の梅沢富美男さんも「おめでとう!って、すごく喜んでくれました」とにっこり。

 将来の目標は子供に夢や勇気を与えられる女優になることという織茂さんは「時代劇に出演することが多いので、もっと着物の良さを勉強して、日本や海外の皆さんに伝えたいですね」とミス着物としての活動に意欲を見せつつ、「父がミュージカルによく出演していたので、ミュージカルがとても好きでやってみたい。歌はまだ自信はないですが、頑張ります。憧れはブロードウエーの『シカゴ』にも出ていた米倉涼子さんです」と目を輝かせていた。

 「世界自閉症啓発デー」は国連が定めた国際デーで、世界各地のランドマークや人々が自閉症のテーマカラーである青に染まり、自閉症を知ってもらうための取り組みが行われる。国内でも東京タワーや京都タワー、札幌時計台などがブルーにライトアップされるなど各地でイベントが開催される予定。「東京タワーブルーライトアップイベント2016」では「#ブルーキス」のほか、ライブやダンスパフォーマンスなどのステージプログラムなども行われ、自閉症アーティストによるアート作品の展示や、織茂さんらのサイン入りポストカードやオリジナルチロルチョコなどの販売も行われる。

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