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AKIRA&岩田剛典:「HiGH&LOW」バトルシーンは“ガチ” 「痛み止め飲みながら」「自然と涙」…秘話明かす

 ダンス・ボーカルグループ「EXILE」「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」「劇団EXILE」のメンバーらが出演する映画「HiGH&LOW THE MOVIE」(久保茂昭監督)が16日、公開された。ドラマや映画、マンガ、ライブなどが連動したHiGH&LOWプロジェクトの劇場版となる本作。テレビシリーズから「山王連合会」のコブラを演じてきた岩田剛典さんと、コブラたちの前に立ちふさがる“最強の男”琥珀役で映画に出演しているAKIRAさんに、クライマックスにおけるバトル&アクションシーンを中心に、互いの俳優としての印象など聞いた。

 「HiGH&LOW」は、「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」の五つのチームが拮抗(きっこう)するSWORD地区を舞台に、男たちのプライドを懸けた壮絶な戦いや仲間との友情、絆などを描いた群像劇。映画では、SWORD地区にチーム「ムゲン」の総長・琥珀(AKIRAさん)が戻ってきたところから始まる。SWORD地区の支配をもくろむ李(BIGBANGのV.Iさん)と手を組んだ琥珀に対抗すべく、「ムゲン」の元メンバーでもあるコブラ(岩田さん)とヤマト(鈴木伸之さん)が立ち上がり、SWORDの各チームも2人に呼応。琥珀と並び“最強”と称された雅貴(TAKAHIROさん)や広斗(登坂広臣さん)ら雨宮兄弟も参戦し、SWORD地区は未曾有の事態へと突入する……というストーリーが展開する。

 ◇クライマックスシーンは「奇跡に近いくらいの確率で撮れた」

 総勢1000人が参加した壮大なバトル。そのクライマックスとなるのが“最強の男”琥珀と、琥珀のことをかつて慕い、敬っていたコブラとヤマト、そして九十九(青柳翔さん)を交えての1対3の直接対決だ。長回しの緊迫したシーンの連続で、あまりの痛々しさに思わず目を覆いたくなる瞬間も多々あり、間違いなく映画の最大の見どころと言える。誤って実際にパンチやキックが入ってしまうことは茶飯事で、AKIRAさんは「痛かったです」と苦笑しながらも、「二度とやれない、奇跡に近いくらいの確率で撮れた。これぞ映画だと改めて感じ、初心に戻れた」と満足そうな表情を浮かべる。

 単なる肉体のぶつかりあいだけじゃない「感情重視のアクションになっている」とも明かすAKIRAさんは「とにかくリハーサルを重ね、ケガのないよう何度も確認しながら、でも本番は“ガチ”っていう。がんちゃん(岩田さん)との信頼関係があるからこそ思い切っていけたし、リアリティーのあるアクションができたのかなって。痛み止めを飲みながらやったのは初めてで、大変でしたね」としみじみ。また岩田さんについても「肉体的、精神的にどんなに大変な時でも、本気でぶつかってきてくれたので、自分は琥珀という人物を作り上げることができた。俳優として尊敬しているというか、今回、向き合えたこと、すごくよかったなと思います」と振り返る。

 ◇アクションの裏にある人間模様も「楽しんで」

 一方、岩田さんも“最強の男”琥珀は「AKIRAさんじゃないとハマらなかったと思う」と尊敬のまなざしで、「見ていただいたら分かるのですが、3対1でも僕らはボコボコにされちゃっている(笑い)。最後のアクションの後に感情をむき出しにするところも、AKIRAさんを一番近くで、生で見させていただいて、自然とつられて僕も涙が出てきまして、そこは本当に“憑依(ひょうい)”しているというか、なりきっているなって感じました。改めて試写で見返しても、ヤバかったですね」と笑顔を見せる。

 さらに岩田さんは「AKIRAさんと映画でこうしてガッツリと初めて共演させていただけて、AKIRAさんと共演することが一つ目標でもあったので、俳優として一つ夢がかなった作品になった」と感慨深げで、「AKIRAさんのワンシーン、ワンシーンに懸ける気持ち、取り組み方はものすごく勉強にもなりましたし、監督ともディスカッションしながら、シーンを作り上げていく、そこに余念がないAKIRAさんというのも頼もしかった。どうしても『HiGH&LOW』ってアクションやド派手なシーンがフィーチャーされがちですけど、その裏にある人間模様をすごく楽しんでもらえる映画になった。個人的はこの映画まで約1年近く、同じ役柄を継続してやってきたってことは今まで経験したことのないことで、俳優としてキャリアを積ませていただきましたので、ものすごくありがたい気持ちでいっぱいです」と感謝していた。

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