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彼女がキレイな理由:鈴木保奈美さん 見どころは「今のトレンドを押さえたキャリアファッション」

 女優の鈴木保奈美さんが18年ぶりに連ドラ主演した「ノンママ白書」(東海テレビ・フジテレビ系、毎週土曜午後11時40分~)が13日にスタートする。同ドラマは東海テレビの「オトナの土ドラ」枠の3作目。鈴木さんが演じる土井玲子はアラフィフのバツイチ子無し、中堅広告代理店のクリエーティブ畑の女性管理職。玲子は菊池桃子さんが演じる同期で人事部の未婚女性、大野愛美や渡辺真起子さん演じる既婚・子無しのフリーライター、葉山佳代子とアラフィフ女性の本音満載のトークを繰り広げる。撮影が進む中、「今までにないドラマをお届けできると思います」と手ごたえを感じている様子の鈴木さんに、ドラマのファッションや自身のこだわりについて聞いた。

 ◇シワもたるみも涙もさらけ出して

 鈴木さんは同ドラマの見どころを「アラフィフの3人が、シワもたるみも涙もさらけ出してジタバタするところですね。カッコつけても仕方ないので、全部見てくださいという感じです」と笑顔で語る。

 さらに「台本的に結構ズバズバしゃべっていますし。それをどう私達が演じていくか。あまりオブラートに包んでも仕方ないし、キラキラのフォーカスをかけてもしょうがないので。結構ぶっちゃけていくしかないのかな」とさらけ出す覚悟でいる。

 そうすることに対して怖くはないかと聞くと「昔よりは、見てくださっているいる方がどんな気持ちになるんだろうって想像する余地が少しできたので、どう思うんだろう、どう受け止められるんだろうということは考えますが、このドラマをやると決めた以上、一度スタジオに入ったら、そこで微調整しても仕方がないので、私達は思い切りやるだけ。あとは、そのあとの作業で調節していただければいいことなので」と現場では思い切り演じるようにしている。

 ◇自身のファッションのこだわりは?

 劇中に登場するファッションも見どころの一つだ。鈴木さんは「今のトレンドも押さえていて、自分も周囲の人も楽しませる、見ていて真似したいな思っていただけるようなファッションにしたいと思っています。服以外にも装飾やバッグなどもこだわっているんですよ」とこだわりを見せている。

 さらに4日に行われた製作会見でも鈴木さんは玲子のファッションについて、「広告代理店勤務なので、意外と自由。部下に『土井さんカッコいいです』と言ってもらえると思うし、上司からも『土井、なんて格好しているんだ!』と決して怒られないギリギリのラインです」と語り、さらに「土井を演じるにあたり、生まれて初めてネイルサロンで爪を手入れしました」と明かしている。

 ちなみに自身の普段のファッションについては「(演じる玲子より)もう少し気楽な感じですね。大切にしているところは清潔感とか、あとは洗濯しやすいとか(笑い)。ファッションとは、その人がどうありたいか、どう見られたいかを表現するものと思っています。そういう意味で着飾るのではなく、自分は『こういうものが好きです』と表現するファッションが私は好きですね」と語る。

 ◇自分の体が欲しているものに耳を傾ける

 健康や美容についてこだわっていることは「自分にできるのは睡眠、お風呂に入るっていうことだけだなと最近思うんです。なるべくそこだけはきちんとしようと思っています」ときっぱり。「お風呂にちゃんとゆっくり入って、だらだらテレビを見ないで寝るようにしています。でも今度から土曜日の夜はちゃんと見ないといけないですけれど」とちゃめっ気たっぷりに笑う。

 持ち物などへのこだわりは「こだわることでそれがなかったことに不安になるのが嫌なので、口に入れるものにしても、例えば化粧品とかでも、なかったらなかったでそこにあるものでなんでも大丈夫っていう性質(たち)です」と自然体だ。

 飲み物や食べ物など口にするものは「自分の体が欲しているものに耳を傾けるということかな。目で欲しがらないで、本当に今は糖分がいるのか、タンパク質がいるのかなど、さすがにそういうことが(年齢とともに)少しずつ分かってきたような気がするので。また、量もこれ以上食べたらつらいなとか、それが分かってきたので、自分の体に耳を傾けることは大事にしようと思っています」と語った。

 次回は「ノンママ白書」の撮影についてや女優の仕事について聞く。

 <プロフィル>

 すずき・ほなみ。1966年8月14日生まれ。東京都出身。86年、テレビドラマで女優デビュー。91年に出演した連続ドラマ「東京ラブストーリー」(フジテレビ系)が大ヒットし、その後、さまざまなドラマに出演。98年に結婚し、芸能活動を一時休業した。女性誌「ミセス」(文化出版局)の2009年1月号の連載から芸能活動を再開し、11年のNHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」の市役で本格的に女優に復帰した。その後、13年の映画「プラチナデータ」、同年の連続ドラマ「家族ゲーム」(フジテレビ系)、14年の「SMOKING GUN 決定的証拠」(フジテレビ系)、15年の「私を見つけて」(NHK総合)、16年の「嫌な女」(NHK BSプレミアム)などに出演。13日スタートの「ノンママ白書」(東海テレビ・フジテレビ系)は18年ぶりの連続ドラマ主演となる。

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