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日本アカデミー賞:最優秀主演男優賞は佐藤浩市 22年ぶり受賞に感慨「久しぶりに“大きい方のやつ”を」

 「第40回日本アカデミー賞」の授賞式が3日、東京都内で開かれ、映画「64-ロクヨン-前編」(瀬々敬久監督)で佐藤浩市さんが最優秀主演男優賞を受賞した。佐藤さんが同賞を受賞するのは22年ぶりで、佐藤さんは賞の証しである「最優秀賞ブロンズ」を手にすると「久しぶりに“大きい方のやつ”をいただいたんですけど。こんなに重かったかな」とおどけてみせた。

 続けて佐藤さんは「僕が50(代)も半ばを過ぎて、筋力が衰えたから重たいのか、それとも別の感慨で重たさを感じているのか、まあ、それはおそらく当然、後者の方なんですけど」と感慨深げに語ると、「なんかね、困っちゃうなって感じで」と照れくさそうにし、「またここに戻ってこれるよう、スタッフともどもみんなで映画作り、それを続けていきたいと思います」と今後の飛躍を誓った。

 「64」は、横山秀夫さんの同名小説が原作。昭和64(1989)年1月に起きた“ロクヨン”と呼ばれる誘拐殺人事件の時効が近づく中、平成14(2002)年にロクヨンを模倣した事件が発生する……というストーリー。佐藤さんは県警警務部の広報官・三上義信を演じる。

 同賞は日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けられ、選考は日本アカデミー賞協会員の投票で行われる。

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