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梨花:インタビュー・前編 ハワイ生活で「思考がシンプルに明確に」 40代のおしゃれは「年齢の変化楽しんで」

 モデルの梨花さん(43)がトータルプロデュースするライフスタイルセレクトストア「MAISON DE REEFUR(メゾン ド リーファー)」が、今年5周年を迎えるのを機に、初めての地方常設店舗を名古屋と博多にオープンする。梨花さんにエネルギーの源となるハワイでの生活や、現在の“おしゃれ感度”について聞いた。

 ◇今はすごくポジティブ思考

 「今はすごくポジティブな思考です。作り手側がポジティブなエネルギーを出しているのか、ネガティブなエネルギーを出しているのかって絶対に伝わると思うので、今のタイミング(での地方出店)がベストでした」と考える梨花さん。

 ハワイでの生活について「人間としての原点に返らせてくれる」といい、「日本や東京もすごくステキなんですけど、どうしても忙しくしちゃう中、見落としていってしまうことが多々あって……。ハワイでは自然が多いっていうのもあるんですけど、すごく人間としての原点に戻れる。そのときに思考がシンプルに明確になりやすい」と実感している。

 「メゾン ド リーファーも最初は正直、心配だったし、今も大変なんですけど(ハワイに行くと)やりたいことが自分の中で明確になるので、より一層、日本のすてきな部分に気づくこともできるし、良かったなって思います」

 ◇出産でおしゃれの意欲がなくなったことも

 一方で、出産を機に「おしゃれをする意欲がなくなってしまったこともあった。ちょっとしたおしゃれの感度もなくなっちゃって……」と振り返る。「でも今、子供が5歳なんですけど、一緒じゃない時は『ヒールを履いてみようかな』とか『色の洋服を着てみよう。アクセサリーぐらい着けてみようか』って、どんどんと感度が上がってきていて。そういう時に、なりたい自分の理想像が“ボヤッ”とでもあるかないのかでは全然違う」と自身の経験を基に、普段から理想の自分を持つことの大切さを語る。

 さらに「年齢を重ねると隠したいところが増えたりしますけど、若い時は着けなかった大粒のもの(アクセサリーなど)を着ける喜びであるとか、手の甲がシワシワになってきたら、逆に大きめのリングが似合うんじゃないかとか、自分の年齢の変化を楽しんだ方がいいと思うんです」と、年相応のファッションを楽しんでいるようだ。

 <プロフィル>

 りんか。1973年5月21日生まれ。東京都出身。1993年に女性ファッション誌でモデルデビュー。2010年に結婚。翌年に男児を出産した。現在は「メゾン ド リーファー」のトータルプロデュースのほか、アラフォー向け女性ファッション誌「otona MUSE(オトナミューズ)」(宝島社)の専属モデルも務めている。

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