検索

いま、推されてます

磯村勇斗:「ひよっこ」見習いコック好演 素顔も「料理男子」で慣れた手つきも注目の的

 有村架純さん主演のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「ひよっこ」に赤坂の洋食屋「すずふり亭」の見習いコックの前田秀俊役で出演中の磯村勇斗さん。料理一筋、しっかりもので真面目キャラの秀俊のかもし出す雰囲気と重なり、朝ドラファンから注目されている磯村さんだが、「自炊をずっとやってきていて料理するのは大好き。得意なのはシューマイやギョーザ、“包む系”の中華料理で、男友達がきたら100%ビーフのハンバーグとか作ってあげます」と役に負けず劣らず「料理男子」としての一面をのぞかせる。そんな磯村さんに話を聞いた。

 「ひよっこ」は96作目の朝ドラで、「ちゅらさん」などの脚本家・岡田惠和さんのオリジナル。大家族の農家に生まれ、のんびりした少女に育った谷田部みね子が、出稼ぎで東京に行っていた父が行方不明になったことをきっかけに、集団就職で上京する……というストーリー。高度経済成長期に集団就職で上京した“金の卵”が、殻を破って成長していく姿を描く。

 ◇「ひよっこ」でも3番目のヒーローに? ヒロインを「少しでも支えてあげられたら」

 磯村さんは1992年9月11日生まれ、静岡県出身の24歳。代表作は昨年秋まで放送された人気特撮ドラマ「仮面ライダーゴースト」で、仮面ライダーネクロムに変身する青年・アランを演じた。大学生の島谷純一郎役で「ひよっこ」に出演中の竹内涼真さんとは同じ仮面ライダー出身ということで、並べて語られることも多いが、磯村さんは「僕は“3番目”だったので、“1番”(主演)の涼真君と並べてもらって、逆に恐縮しています」と笑顔で語る。

 第8週の最後で田舎に戻った警察官・綿引役の竜星涼さん、島谷役の竹内さん、そして秀俊役の磯村さんと、今回のヒロインの周りには特撮ドラマ出身(竜星さんはスーパー戦隊シリーズ「獣電戦隊キョウリュウジャー」に出演)の俳優が次々と登場することでも話題。磯村さんも「そういう意味でも“3”に縁があるのかなって。ゴーストでは3番目の仮面ライダーで、今回も“3人の男”のうちの一人ですし」と話す。

 ヒロイン・みね子役の有村さんとは同い年で、「有村さんとは2人で話すシーンも増えてきて、よく現場でも話します。よく僕が突っ込んでいますね」とにっこり。「有村さんは、どこか突っ込みどころがあるというか、いじりたくなっちゃう。ヒロインで大変だとは思うんですけど、つらい顔を見せないし、強い心を持っているので、同い年でもある分、少しでも支えてあげられたらなって。そういったところがみね子とヒデの関係性にもつながっているのかなって思いますね」と明かした。

 ◇恋には慎重なタイプ? 気になる秀俊とみね子との関係は…

 秀俊の夢はいつか自分の店を持つことで、日々修業に精を出し、1日の大半を調理場で過ごす、真面目で屈託のない好青年として描かれている。磯村さんは「ヒデは料理一筋で本当に頑張っていて、料理人としの立ち振る舞いやマナーもしっかりとしている。料理長の省吾さん(佐々木蔵之介さん)に対してはすごく憧れもあって、その中でも『ワザを盗みたい』っていう野心もある。あと島谷とも実は互いの悩みを打ち明け合うような仲で、気を使える優しい子でもあるんだなって」と印象を語る。

 今回の役作りでは、ドラマと同じ時代(1960年代)の料理人についてはもちろんのこと、店のある赤坂の街や流行、ファッションなど“背景”を自ら調べて、役に落とし込んでいったという磯村さん。厨房(ちゅうぼう)での立ち居振る舞いや裏庭での仕込みのシーンでの慣れた手つきも視聴者の関心を集めており、「実際にすずふり亭のメニューを蔵之介さんや先輩コック役のやつい(いちろう)さんと作ったりもして。だからセットに入ったときは何の違和感もなく、3人の立ち位置で動けるようになっていて、問題はありませんでした」と手応えを語る。

また一時は「料理の道を考えたこともあった」というほどの料理好きの磯村さんだが、そのほかにも「ヒデと似ている部分は多い」といい、「女性に対しての接し方というか、“奥手”ってほどではないんですけど、自分の気持ちを隠しちゃうところは似ているのかな」と意味深発言も飛び出した。みね子と秀俊の恋模様を期待する声も上がっているが、磯村さんは「まずは料理に熱心な部分を見せようと必死で演じていますので、応援よろしくお願いします」とアピールしていた。

NHK連続テレビ小説「ひよっこ」は、NHK総合で月~土曜午前8時ほかで放送。全156回を予定。

イケメン 最新記事

アクセス上位記事