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菅田将暉:5日間連続の過酷撮影で「人超えた」? 最後には“高熱ボーイ”に

 俳優の菅田将暉さんが21日、東京都内で行われた映画「『あゝ、荒野』後篇」(岸善幸監督)の初日舞台あいさつに登場。同作でプロボクサー役に挑んだ菅田さんは、5日間連続で行われた試合シーンの撮影について、共演の山田裕貴さんから「人を超えたね」と言われるほどの過酷さだったことを明かし、「朝方撮影が終わって、その後すぐドラマ『ジミスゴ(地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子)』の撮影だったんですけど、もう体から熱を発してました。高熱ボーイですね」と振り返った。

 「あゝ、荒野」は劇作家、詩人、エッセイストなど、マルチな才能を発揮した寺山修司さんが遺した唯一の長編小説が原作で、菅田さんと映画監督としても活躍する韓国の俳優ヤン・イクチュンさんのダブル主演。ボクシングジムで出会った少年院あがりの新宿新次を菅田さん、吃音(きつおん)と赤面対人恐怖症に悩むバリカン健二をヤンさんが演じ、生まれも育ちも違う2人が共にプロボクサーを目指していく奇妙な友情を描く。

 舞台あいさつには岸監督や主題歌を担当したロックバンド「BRAHMAN」のTOSHI-LOWさんも登壇。先日、韓国で開催された「第22回釜山国際映画祭」でも上映され、現地を訪れていた菅田さんは「海外の人って本当に素直で、僕のことを知らない人たちが作品を見てくれる環境は新鮮でした。言語は違えど伝わるものはちゃんと伝わるな」と話し、岸監督も「ヤンさんの母国で上映できたことが本当に光栄でした。上映後に観客の方とお話できる機会があったんですが、鋭い質問がたくさんあって、これからの励みになりました」と手応えを語った。

 一方、TOSHI-LOWさんは映画について、「一言じゃ言い表せないけど、即興性の高いあの“テラヤマ感”というものを出すのはとても難しいと思うけど、よくひもといたなと。これは一つの、すごい正解だったと思った」といい、「あと(新次の恋人役の)木下あかりのおっぱいより、菅田の尻を見ていた自分がいた(笑い)。格好良いです、役者・菅田将暉!」と絶賛していた。

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