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蒼井優:「85年組の女優が本当に好き」 安藤サクラ、満島ひかり、宮崎あおいと共演希望

 25日に開幕したアジア最大級の映画祭「第30回東京国際映画祭TIFF)」のオープニングセレモニーが同日、EXシアター六本木(東京都港区)で行われた。映画祭期間中に「Japan Now 銀幕のミューズたち」と題して、それぞれ出演作が上映される蒼井優さん、安藤サクラさん、満島ひかりさん、宮崎あおいさんがそろって登場。4人は同学年で、蒼井さんは他の3人に対し、「この方たち、ここにはいない(19)85年組の女優さんたちが本当に好きで、地道に一本一本やっていたら、こういう場所でまた再会できるんだなと思って、とってもうれしいです」と感慨深げだった。

 さらに、蒼井さんが「私は30代に入ってから、同世代の役者さんがいるってことがこんなに心強いんだと感じていまして。そんなタイミングでこんなお話をいただけて、機会があれば、この4人を使って(映画の)監督をしようという方がいらっしゃればいいなと思います」と願望を語ると、会場から拍手が起こっていた。

 4人は終始笑顔で、満島さんは「ここにいるみんなのそれぞれのお芝居が私はすごく大好き。(4人の)特性として、自然とかその場の空気とか、その日のものを自分の力に変えて、より多くを感じて、より少なく表現するようなすてきな俳優さんと思っている。その中に一緒に立てていることを非常にうれしく思います」と喜びを語っていた。

 オープニングセレモニーには、映画祭アンバサダーの橋本環奈さんや、オープニング作品「鋼の錬金術師」(曽利文彦監督、12月1日公開)で主演を務める人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さん、共演の本田翼さんと曽利文彦監督、オープニングスペシャル作品の「空海-KU-KAI-」(チェン・カイコー監督)で主演を務める染谷将太さん、コンペティション部門の審査委員長を務める米俳優のトミー・リー・ジョーンズさんらが出席した。

 「TIFF」は、1985年にスタートし、今回で30回目を迎えるアジア最大級の映画祭。オープニング作品は、邦画では10年ぶり、日本のマンガ原作の映画としては史上初となる「鋼の錬金術師」、クロージング作品は、アル・ゴア元米副大統領が地球温暖化問題に警鐘を鳴らすドキュメンタリー「不都合な真実2:放置された地球」(11月17日公開)に決定している。

 そのほか、怪獣映画「ゴジラ」シリーズ第1作(1954年公開)をフルオーケストラによる演奏とともに全編上映する特別企画「『ゴジラ』シネマ・コンサート」も開催する。また劇場版アニメ「君の名は。」で知られる新海誠監督作品のオールナイト上映や、素潜りダイバーのジャック・マイヨールを追ったドキュメンタリー映画の上映なども実施する。

 映画祭は、六本木ヒルズ(東京都港区)ほかで11月3日まで開催。

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