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斉藤由貴:32年ぶりブルーリボン賞受賞 「お母さん、ごめんね」と涙にじませる

 女優の斉藤由貴さんが8日、東京都内で行われた「第60回ブルーリボン賞」の授賞式に出席。今回、「三度目の殺人」で助演女優賞に輝いた斉藤さんは「夢みたいな気持ちです」と涙。また、授賞式に母親を招いていることを明かした斉藤さんは「お母さん、ごめんね。来てくれてありがとう」と呼びかけていた。

 斉藤さんは、1985年に公開された初主演映画「雪の断章-情熱-」で「第28回ブルーリボン」の新人賞を贈られて以来、32年ぶりの受賞。「本当にありがとうございます。受賞の記録はありますが、どのように賞をいただいたのか全く覚えていません。思いがけないプレゼントだと思います。私を支えてくれた方たちに、心から感謝します」と、声を詰まらせながら語っていた。

 ブルーリボン賞は、在京スポーツ新聞7社の映画担当記者で構成される東京映画記者会が制定する映画賞。ほかに主演男優賞を阿部サダヲさん、主演女優賞を新垣結衣さん、助演男優賞をユースケ・サンタマリアさん、新人賞を石橋静河さんが受賞し、授賞式に出席。司会は松山ケンイチさんと、大竹しのぶさんが務めた。

 昨年、ダブル不倫を報じられた斉藤さんは、大竹さんから「去年、いろいろあったけど……」と振られ、「そこまでで(笑い)」と大慌て。さらに、大竹さんから「大変だったと思うけど、仕事で評価されるのは良いことでしょ」と言葉を掛けられた斉藤さんは「今日、大竹さんと会えてうれしいです」と、笑顔を見せた。

 ◇各賞は以下の通り(敬称略)

 作品賞:「あゝ、荒野」▽監督賞:白石和彌「彼女がその名を知らない鳥たち」▽主演男優賞:阿部サダヲ「彼女がその名を知らない鳥たち」▽主演女優賞:新垣結衣「ミックス。」▽助演男優賞:ユースケ・サンタマリア「あゝ、荒野」「泥棒役者」など▽助演女優賞:斉藤由貴「三度目の殺人」▽新人賞:石橋静河「夜空はいつでも最高密度の青色だ」▽外国作品賞:「ドリーム」

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