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佐藤健:主演映画「億男」で高橋一生と初共演 「るろ剣」大友監督と4年ぶりタッグ

 俳優の佐藤健さんが、約4年ぶりに大友啓史監督と“タッグ”を組み、主演を務める映画「億男(おくおとこ)」(10月19日公開)で、俳優の高橋一生さんと初共演することが5日、分かった。今年年始に、高橋さんとモロッコで撮影したという佐藤さんは「一生さんの芝居の巧妙さに震えおののいておりますが、なんとか食らいついていきたいと思います」とコメントを寄せている。

 佐藤さんは、借金で家族が離散するも、3億円の宝くじが当たり、人生をやり直そうとするが、親友にお金を持ち逃げされる不運な男・一男(かずお)を演じる。高橋さんは一男の大学時代の親友で、億万長者にもかかわらず、一男の3億円を持って姿を消す男・九十九(つくも)役。藤原竜也さん、北村一輝さん、沢尻エリカさん、池田エライザさんの出演も発表された。

 映画は「ハゲタカ」や、佐藤さん主演の「るろうに剣心」シリーズで知られる大友監督の最新作で、映画プロデューサーや小説家などで活躍する川村元気さんの小説が原作。主人公が、金を巡って、幸せのあり方、家族のあり方、友情のあり方などを問われ、その答えを探しだす姿を描く。脚本は人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの開発を手掛けた渡部辰城さんが担当する。

 兄が3000万円の借金を残して失踪し、昼は図書館司書、夜はパン工場で勤務して借金を返済する一男(佐藤さん)に、妻は愛想を尽かし、娘と一緒に家を出てしまう。そんな一男に、3億円の宝くじが当たる。一男は借金返済と家族の絆の修復を目指すが、宝くじの高額当選者たちが悲惨な人生を送っているという記事を見て、大学時代の親友で、億万長者の九十九(高橋さん)にアドバイスを求めることにする。久しぶりの再会と豪遊で酔いつぶれた一男が翌朝目を覚ますと、3億円と共に九十九は姿を消していた……というストーリー。

 佐藤さん、高橋さん、大友監督のコメント全文は以下の通り(原文のまま)

 ◇佐藤健さんコメント

 主人公の一男は、どん底の借金生活から一転、宝くじで3億円が当たったことをきっかけに、さまざまな“お金のスペシャリストたち”と出会い、話を聞き、葛藤しながら、正しいお金の使い方を模索していきます。お金に関しての目からうろこが落ちるようなせりふの数々に、僕自身も一男と共に、お金というものに対して人生で初めてこんなにも考えを巡らせました。すでに年始にモロッコでのロケを終えまして、相変わらずの大友組のスケールの大きさと一生さんの芝居の巧妙さに震えおののいておりますが、なんとか食らいついていきたいと思います。くせ者揃いの”お金のスペシャリストたち”のキャスティングにもご期待ください。

 ◇高橋一生さんコメント

 お金があれば幸せなのか、お金がなくとも幸せなのか。世界には多くの人がいて、人の数だけ正解があるように感じます。この度参加させていただきます「億男」の劇中にも、それぞれに答えを求める人間が出てきます。全てを手に入れられるのに全てを諦めているような導きの神のようで、迷える子羊のような九十九という魅力的な人間をこの大友組で作れること、幸せです。共演者の方々、携わるスタッフの方々と共に、お金と幸せを巡る旅を充実させたいと思います。

 ◇大友啓史監督のコメント

 「龍馬伝」から「るろうに剣心」3部作と、濃密な時間を一緒に走ってきた佐藤健君と4年ぶりの現場。しかも、初めての現代劇。既に終えたモロッコ撮影では、お金に振り回される等身大の青年・一男を、ニュートラルに魅力的に演じてくれています。「3月のライオン」に続いての高橋一生さん、今回の九十九役は、彼の豊潤な引出しの中から、ぜいたくに、そして多面的にその魅力を引っ張り出す絶好の役だと思います。お金をめぐる「地獄めぐり」のストーリーに相応しく、一筋縄ではいかない役者たちが揃いました。主人公一男の冒険、僕自身が誰よりも楽しみにしています。ご期待ください。

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