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菅田将暉:「こんなハードな作品が…」 主演映画「あゝ、荒野」がAMD理事長賞に

 俳優の菅田将暉さんが12日、東京都内で行われた優れたデジタルコンテンツを表彰する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’17/第23回AMDアワード」の授賞式に出席。「優秀賞」10作品の中から映画「あゝ、荒野」(岸善幸監督、2017年)が「AMD理事長賞」に選ばれ、菅田さんは「こんなハードな作品が……。(スマホアプリの)SNOWとかすごくポップでキラキラした世界の(受賞作がある)中で受賞させていただいて、DVDなんてR18ですから。本当にありがたい限りです」と喜びを語った。

 同作は実写映画初の劇場、配信、DVD同時ウインドー公開を試みるなど、公開手法も挑戦的で、企画力と情熱が評価されての受賞で、菅田さんは「同時に配信するというシステムは個人的にどうかなと思っていました。映画は映画館で見るものと思っていましたし。ただ、地方で見られないという人もいることを考えると、配信は新たなエンターテインメントのあり方なのかな」とコメント。岸監督は「本当にいろんな挑戦をした作品。またここに呼んでいただけるように新しい挑戦をしていきたいと思います」と語っていた。

 「あゝ、荒野」は、寺山修司さん唯一の長編小説が原作で、菅田さんと韓国の俳優ヤン・イクチュンさんがダブル主演。ボクシングジムで出会った少年院あがりの新宿新次(菅田さん)と、吃音(きつおん)と赤面対人恐怖症に悩むバリカン健二(ヤンさん)という、生まれも育ちも違う2人が共にプロボクサーを目指していく奇妙な友情を描いた。

 「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー」は優れたデジタルコンテンツを表彰する賞で、毎年1月1日~12月31日に国内で発売・発表されたデジタルメディアで表現されたコンテンツやサービスを対象に優れた作品を年間コンテンツ賞「優秀賞」として選出し、優秀賞の中から大賞とAMD理事長賞を決定する。「大賞/総務大臣賞」には、任天堂のゲーム機「Nintendo Switch」が選ばれた。

 「優秀賞」には、「Nintendo Switch」「あゝ、荒野」のほか、動画配信サービス「AbemaTV」、歌手の安室奈美恵さんのオールタイム・ベストアルバム「Finally」、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の事業「漢字6万文字の国際標準化」、スマホアプリ「SNOW 顔認識スタンプ」、日清食品のカップヌードルのCMシリーズ「HUNGRY DAYS」、VRエンターテインメント施設「VR ZONE SHINJUKU」、肖像権・著作権を放棄し、自分たちの写真や動画をウェブ上に公開している双子「Mika+Rika」、フリマアプリ「メルカリ」の計10作品が選出されていた。

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