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広瀬すず:映画「ちはやふる」シリーズ完結に感慨 「3年間の全てをかけた」

 女優の広瀬すずさんが17日、東京都内で行われた主演映画「ちはやふる -結び-」(小泉徳宏監督)の初日舞台あいさつに登場。シリーズ3作の完結編となる同作について広瀬さんは「(第1作は)私の初主演映画なので、宝物のような作品。この3年間の私たちの全てをかけたつもりです」としみじみと語り、「1人でも多くの方に届いてほしい」とアピールした。

 舞台あいさつには野村周平さん、新田真剣佑さん、上白石萌音さん、矢本悠馬さん、森永悠希さん、優希美青さん、佐野勇斗さん、清原果耶さん、松岡茉優さん、賀来賢人さん、小泉監督も登場。共演メンバーについて、広瀬さんは「すてきな仲間に出会えたなと思います」「私は人に相談するタイプじゃないんですが、仕事以外の話を相談するぐらい、友達を通り越して、家族。それと同じ感覚になる」と明かした。

 舞台あいさつの最後には、小泉監督から広瀬さんにシリーズからの“卒業証書”を授与するサプライズも。小泉監督が「あなたはレジェンド女優になっていくと思う。心配なのは、ひっくり返るような才能を持っていて、そこそこまでで良いところまで走れてしまう。(才能だけでは)いつか壁にぶつかるかもしれないけれど、そんなときはこの作品を見てほしいと思う」と呼びかけると、広瀬さんは笑いながら“卒業証書”を受け取り、監督と抱擁していた。

 「ちはやふる」は、末次由紀さんが2007年から女性マンガ誌「BE・LOVE」(講談社)で連載中のマンガが原作。主人公・綾瀬千早が、転校生の綿谷新との出会いを通じて競技かるたの魅力に目覚め、幼なじみの真島太一らとともにかるたに情熱を燃やす姿を描いている。映画は16年3~4月に「上の句」「下の句」の2部作で公開された。

 映画シリーズの3作目で完結編の「ちはやふる -結び-」は、「下の句」で描かれた全国大会から2年後が舞台。3年生になった千早たちは、高校生最後の全国大会へ向けて動き出す。一方、故郷へ戻っていった幼なじみの新は、千早たちと全国大会で戦うためにかるた部の創設に奔走(ほんそう)していたが、千早たちの瑞沢高校かるた部に思いがけないトラブルが起き……というストーリー。

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