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古川毅:初の演技は「緊張」「プレッシャー」 恋愛アプローチは自分から

 俳優の古川毅さんが出演する映画「兄友」(中島良監督)が26日から公開される。横浜流星さん演じる西野壮太の友人で、松風理咲さん演じる七瀬まいの兄雪紘役で映画初出演となる古川さんに、今作の魅力や現場の雰囲気、自身の恋愛について聞いた。

 「兄友」は、少女マンガ誌「花とゆめ」(白泉社)で連載中の赤瓦もどむさんのマンガが原作。イケメンなのに女性に超奥手な西野壮太(横浜さん)はある日、友人の七瀬雪紘(古川さん)宅で妹のまい(松風さん)と出会う。壮太は、雪紘に思わず「妹さん……可愛いな」と伝える。部屋は壁が薄く、まいはその言葉を聞いてしまう……というストーリー。

 ◇

 ――本作が映画初出演、演技も初挑戦とお伺いしておりますが、演じてみていかがでしたか?

 すごく緊張しました。(演じた七瀬雪紘役は)原作ファンにも人気のある役と聞いていたので、それもすごくプレッシャーに感じながらも、実写ならではの魅力を感じてほしいと思いながら演じました。

 ――緊張している感じはなかったように見えましたが。

 いや、それは役柄的にだと思うんですけれど(笑い)。一番最初は、緊張が演技に出てしまった。初日は、すごくいろいろなものと闘っていましたね。

 ――原作のキャラクターを意識しましたか?

 かなり意識しましたね。作品がかなり純愛なので、その中で、雪紘役はスパイス的な存在になると思った。お客さんが、主演2人の(ウブな)駆け引きを見て、なんかむずむずする気持ちを、雪紘がドSな言葉で代弁するという貴重な存在だと思うので、そこを意識しました。

 ――雪紘は非常にクールなドS男子でしたが、役作りはどのように?

 僕もクールでドSのイメージが強かったんですが、最初それでやったら、「もっと男子高校生っぽいノリでいい」と監督に言われて、そこから、新しい雪紘が見えてきました。指摘してくれたことをかみしめて、どんどん雪紘を作っていきました。

 僕が緊張して結構縮こまった演技をしていたので、「もっと大きく、男子高校生でいいよ」と。面白さを感じていただけるように、監督にアドバイスしていただけた。

 ――若い顔ぶれがそろっていますが、撮影現場はどんな雰囲気でしたか?

 事務所の先輩、流星君が現場の雰囲気作りをしてくれた。僕が後から現場入りした時は、2人は先に撮影に入っていた。緊張している僕に話し掛けてくれた。流星君のアドバイスや現場作りには、すごく助けられたなと思います。

 ――壮太をヘタレ、壮太とまいを「バカップル」と呼ぶ雪紘でしたが、古川さんは女性にはどんなアプローチをしますか?

 僕は、自分から結構行くタイプですね。あんまり待ちたくなくて(笑い)。機会はうかがいますが、気持ちは素直に伝えます。

 ――最後に作品をご覧になる方にメッセージをお願いします。

 たくさんの年齢層の方に見てもらいたい作品なんです。かなり純粋な作品なので、人によっては、昔の自分を思い出したり、「今の自分、こんな感じかな」と思いながら、初心に帰って見ていただける作品。雪紘のスパイス的な部分にも注目して見ていただけたら。

 <プロフィル>

 ふるかわ・つよし 2000年2月27日生まれ、東京都出身。趣味・ファッション、カメラ、ギター、特技・似顔絵、街中で友人や知り合いを見付けること。「EBiDAN」(エビダン/恵比寿学園男子部)内から選抜されたダンスボーカルユニット「SUPER★DRAGON」のメンバーとして活動。

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