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黒木瞳:女として終わらないために… 気をつけているのは「かかと」

 女優の黒木瞳さんが、9日に東京都内で開かれた映画「終わった人」(中田秀夫監督)の初日舞台あいさつに登場。舘ひろしさんが演じるエリートコースから外れて定年退職を迎え、“終わった人”田代壮介の物語であることから、物語になぞらえて「女性として終わらないためには」と質問されると「一番気をつけているのは、かかと」と明かした。

 黒木さんが、自身が出演した脚本家の向田邦子さんが手がけたドラマ「阿修羅のごとく」を挙げ、「『阿修羅のごとく』で『女はかかとにそれ(老いが)が出る』と言っていた」と語ると、舞台あいさつに出席した広末涼子さんは「女性は、あとで、みんな自分のかかとを見ると思う」と笑っていた。

 映画は、脚本家の内館牧子さんの同名小説(講談社)が原作。大手銀行の出世コースから外され、子会社に出向し、定年を迎えた田代壮介(舘さん)は、このまま老け込むのはまずいと感じてスポーツジム通いや職探しに奮闘。ある人物と出会って運命の歯車が回り出す……というストーリー。黒木さんは田代の妻・千草を演じた。

 舞台あいさつには、舘さん、中田監督も出席した。

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