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ディーン・フジオカ:「モンテ・クリスト伯」最終回をアピール 「絶望の向こう側を…」

 俳優のディーン・フジオカさん主演の連続ドラマ「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐(ふくしゅう)-」(フジテレビ系)の最終回が14日、通常よりも1時間早い午後9時からの2時間スペシャルで放送される。主人公の柴門暖(モンテ・クリスト・真海)を演じたフジオカさんは「見ないと損ですよ、絶望の向こう側を(笑い)。絶望の後には希望しかないんじゃないかって思いたいですね。でもどうなるんでしょう」とアピールしている。

 ドラマは、「巌窟王(がんくつおう)」としても知られる、アレクサンドル・デュマの名作「モンテ・クリスト伯」が原作で、現代の日本を舞台にして描かれている。無実の罪を着せられ、異国で15年間投獄された後、素性を隠すため柴門暖から改名したモンテ・クリスト・真海が、“復讐の鬼”と化して、自らを陥れた人間たちに緻密なわなを仕掛け、制裁を下していく……という復讐劇。

 「ミステリアスな主人公がハマり役」「ディーンさんが持つ気品が真海にぴったり合っている」といった声が届いているといい、フジオカさんは「ハマり役と言っていただける役に出会えるというのは、めったにないことなのでうれしいです。そういう役と巡り合わせていただけて本当にありがたい、光栄なことだなと思います」とコメント。

 また、役作りについては、「演じる前は、早口で一気に話していって、最後の一言二言だけすごくゆっくり言葉を置く、というようなイメージだった」というフジオカさん。「他の言語だと、一気に話して相手が返してこなかったら“最後の一言を取った方が勝ち”みたいなところがある。でも日本語って全く逆で、相手を詰めるよりも、相手に言わせておいて一歩下がって、“すかす”みたいな……。それが日本語での社会の駆け引きの仕方だなと、この何年かで思っていた」という。

 さらに「相手が反論できないくらい追い詰めて、最後の言葉を取ってしまうと“余裕がない人”と捉えられるというか……一言で必殺!というようなことが日本語の美学かなと思ったので、真海のセリフ、立ち居振る舞いはそういうところを意識して演じました。……ゆっくりと」と明かしている。

 最終回については、「ドラマは、一つの絵画のようなものですよね。最後の絵がどういう絵になるのかというのは……最後で皆さんがどう感じていただけるかというのは、1話から通して見ていただいた方が重みも違ってくると思うし、導き出す答えというのも変わってくると思うので……ぜひ最初から、“一番最後の絵”にたどり着くまで堪能していただきたいですね」と呼びかけている。

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