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井上真央:主婦役のために公園で子供観察 「不審者に思われたかも」と苦笑

 女優の井上真央さんが19日、東京都内で開かれたスペシャルドラマ「メ~テレ開局55周年記念ドラマ『乱反射』」の制作発表会見に登場。俳優の妻夫木聡さんと初共演で夫婦役を演じた井上さんは、主婦役を演じるにあたり「私の友人も家庭を持って、子供もいる友人もいたので、(子供と)一緒に過ごす時間を増やし、公園で(子供たちが)どうやって遊んでいるのかを見ていました。じろじろ見ていたので不審者に思われたかも」と苦笑していた。

 会見には、妻夫木さんと原作者の貫井徳郎さん、子役の小岸洸琉君も出席した。初共演した妻夫木さんの感想を聞かれた井上さんは「最初はストイックなイメージがありました。お芝居にも自分にも厳しい方で、相手にも(相応のものを)求めてくるのかなというのがあって……。大事なシーンの前に携帯電話をいじっていたら怒られるのかなとか、即興(劇)とか始まったりするのかな……とか、覚悟はしていたのですが。これだけ気を使わない俳優さんも珍しい。自然と夫婦になれた」と笑顔で答えていた。

 井上さんからストイックなイメージがあると言われた妻夫木さんは「風評被害が……。このままだと共演者がいなくなる。怖いですね」とジョーク交じりに笑っていた。

 また井上さんは作品について「じわじわと自分と向き合わざるを得ない。台本を読む前は、夫婦で乗り越えると思っていたらそうではなかった。静かに悲しみを受け入れて、前を向いていく話で描き方がすてき」と語っていた。

 ドラマは「第63回日本推理作家協会賞」を受賞した貫井さんの小説が原作。新聞記者の加山聡(妻夫木さん)と妻の光恵(井上さん)、息子の翔太(洸琉君)の一家は地方都市で暮らしていたが、翔太の命が奪われる事故が起こる。原因の真相を追う聡が突き止めたのは、誰にでも心当たりのある小さな罪の連鎖だった。決して法では裁けない“殺人”に、残された家族は……という展開。22日午後10時15分からテレビ朝日系で放送される。

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