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樹木希林さん:黒木華を通じ次世代へメッセージ 若い人は「できるだけ本物を見たほうが…」

 15日に75歳で死去した女優の樹木希林さんと、黒木華さんの対談が、28日発売の女性誌「25ans(ヴァンサンカン)」(ハースト婦人画報社)11月号に掲載されることが26日、分かった。2人は映画「日日是好日」(大森立嗣監督、10月13日公開)で初共演。インタビューには、樹木さんが黒木さんを通して語った“次世代へのメッセージ”などが収められている。

 対談は7月上旬に行われたといい、映画でお茶の稽古(けいこ)をつける先生とその生徒という役柄を演じた2人は着物姿で登場。黒木さんは菊が鮮やかな花模様の訪問着、樹木さんは秋模様の刺しゅうが施された自身のアンティークの色留め袖を着用した。

 インタビューでは、劇中で樹木さん演じる武田先生の「本物を見なさい」というせりふに話題が及び、“本物を見極める目”について樹木さんが「ただ私は、偽物でもそれでいいなと思うものがあるんです。偽物なら偽物と承知で見ていく、というのが好きで」と語ると、黒木さんは「私も自分の中で本物だと思ったら、それが本物じゃないかなって」とコメント。

 それに対して樹木さんは「私は本物だと思わないの(笑い)。ただ若い人たちは、機会があったら、できるだけ本物を見たほうがいいわね。全然違いますよ。そうすると、自然と男の人も見極めがつくようになります」と思いを語っていた。

 同号は特別版も発売。特別版では、フィギュアスケートの宇野昌磨選手が表紙を飾る。宇野選手がタキシード姿で表紙に登場し、撮り下ろしのグラビアも掲載される。

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