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米倉涼子:「リーガルV」小鳥遊翔子は“監督”? 自由奔放キャラに「もっと吹っ切らなきゃ」

 女優の米倉涼子さん演じる“元弁護士”が活躍する連続ドラマ「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」(テレビ朝日系、木曜午後9時)が好調だ。人気ドラマシリーズ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」で演じた天才外科医・大門未知子は現場で腕を振るう“プレーヤー”だったが、今回演じる小鳥遊翔子(たかなし・しょうこ)は、弁護士たちを「選手、戦士として使っていく」監督的な立ち位置だと語る米倉さん。ドラマへの意気込みや見どころ、撮影現場の様子を聞いた。

 ◇新たな挑戦に「生半可な気持ちじゃいけない」

 「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」は、弁護士資格を剥奪された元弁護士の小鳥遊翔子が大手弁護士事務所を相手に無謀な闘いを繰り広げる法廷ドラマ。自由奔放な言動で周囲を翻弄(ほんろう)する翔子が、管理人として弱小弁護士集団「京極法律事務所」を率いて超エリート弁護士相手に闘いを挑んでいく姿を描き、18日の第2話では平均視聴率18.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と今クールの連続ドラマでトップの数字をマークした。

 ドラマは、「ドクターX」シリーズと同じ放送枠だが、米倉さん自身が「新しい挑戦をさせてください」と制作側に申し出て企画がスタートしたという。「『ドクターX』の前までは、新しいものにどんどん挑戦していたんです。『ドクターX』もそんなに長く続けていくつもりはなかったのですが、あれよあれよという間に時間がたって。新しい作品をやっぱりやっていないから」と明かす。

 新しいセットに囲まれ、新たなキャラクターを連続ドラマで演じる。「こういう感じは本当に久しぶりで、もう7年ぶりぐらいになる。これが連続ドラマとして4カ月は続いていくと考えると、生半可な気持ちじゃいけないという思いでした」と語る米倉さん。最近は「現場の人間関係もつながって、少しずつみんなが穏やかにいられるようになった」といい、「やっとやっとです」と話し、挑戦に対する大きなプレッシャーや思い入れをにじませる。

 ◇「何もできない」主人公 「戦士たちをどう使うか」が見どころに

 今回演じる小鳥遊翔子について、「自分の中では『自由奔放に』というテーマで元気にやっている」と話す米倉さん。放送された1、2話では、周囲を振り回しながらも、エネルギッシュに京極法律事務所の面々を引っ張っていく姿を見せていたが、米倉さんは「もっと吹っ切らなきゃいけないと感じて、エネルギーが必要だなと思います」と語る。

 翔子の魅力を聞くと、米倉さん自身も「分からない」部分があるといい、「今は自分らしさを出していくことが先決。彼女の魅力が何なのかは(ドラマを)見てくださる人に見つけてほしい」と話す。「リーガルV」の「ドクターX」との大きな違いは、米倉さん演じる主人公が弁護士資格がないゆえに「何もしないし、何もできない」ところだ。「それがきっと彼女も悔しいところではあると思うんですよね。その中で彼ら(京極法律事務所の仲間)を選手、戦士としてどう使っていけるのか」が見どころの一つになるという。

 ◇鉄道オタク設定が「一番大変」

 翔子が鉄道オタクであるという設定も話題となっている。鉄道について熱を持って語り、駅弁には目がない。相当な知識があり、雑誌にも載るほどの“カリスマ鉄子”なのだ。米倉さんは鉄道オタクぶりを表現するのが「一番大変です。電車や駅の名前を覚えたり……」と明かす。

 鉄道ファンに鉄道グッズをプレゼントされる機会もあるそうで、「小さなカードなどを、ものすごくうれしそうな顔をしてプレゼントしてくださるんですけど、その価値が私には分からなくて。その重さをもうちょっと理解できるようになれたら」と話す。鉄道オタクという設定からロケも多いといい、「鉄道絡みの撮影は本当に新鮮です。駅弁も楽しみにしています」と笑顔がこぼれる。

 ちなみに、翔子がハマって見ている刑事ドラマ「現場百回」についても「私の中での見どころは『現場百回』。結構撮影も大変そうなんです」とちゃめっ気たっぷりに語る米倉さん。新たなヒロイン小鳥遊翔子がどう闘い、痛快なドラマを見せてくれるのか。今後の展開に注目したい。

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