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大恋愛~僕を忘れる君と:あす第1章完結 これまでの戸田恵梨香×ムロツヨシを振り返る

 女優の戸田恵梨香さん主演で、俳優のムロツヨシさんとの共演も話題の連続ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」(TBS系、金曜午後10時)。9日放送の第5話で、2人の出会いから始まった第1章が完結する。第4話のラストは、ムロさん演じる真司が戸田さん演じる尚に別れの言葉を伝えるという展開で、次回予告では、尚と真司の結婚式と思われるシーンも描かれ、SNSなどで話題を集めた。第1章完結を前に、これまでのストーリーを振り返った。

 ドラマは、若年性アルツハイマーを患う医師の北澤尚(戸田さん)と、尚を支える恋人の元小説家・間宮真司(ムロさん)の10年にわたる切ない純愛物語。「セカンドバージン」(NHK総合)などで知られる脚本家の大石静さんが手がけるオリジナル作品だ。ムロさんは、本格ラブストーリーの連続ドラマに初出演。

 ◇真司と運命的な出会いをした尚 しかし、病気が発覚する

 第1話では、理想の条件に当てはまる侑市(松岡昌宏さん)と見合いをして婚約した尚だったが、結婚式まであと1カ月に迫ったある日、真司と運命的な出会いをする。初めて出会った本気の恋に、真っすぐに突き進んでいく尚と、その迫力に圧倒されながらも次第にひかれていく真司が描かれた。しかし、尚は真司のアパートへ急ぐ途中、交通事故に遭ってしまう。

 第2話では、幸い尚のケガは軽かったが、MRI診断結果を偶然目にした精神科医の侑市が、尚の脳に軽度認知障害の兆候があることを発見。検査の結果、軽度認知障害と診断された尚は、真司と別れることにするが、真司は病気が分かった尚を受け入れる。“これからも尚と一緒にいたい”という思いを真司らしいせりふで伝えた場面や、尚にキスをしようとするが、チョップのような手で遮られてしまった真司が、「ここキスするところじゃないの?」と話した場面など、ムロさんのコミカルな演技が反響を呼んだ。

 ◇真司、侑市へのコンプレックスで… 尚は名前を間違えてしまい…

 第3話では、尚と一緒に暮らすことになった真司だが、尚の主治医が元婚約者の侑市であることを知る。尚が自分の貯金で、古くて狭い真司のアパートから、新しいマンションへ引っ越したいと言い出す中、真司は一人で侑市の元を訪ねる。侑市と話した真司は、思い詰めた様子で預金通帳の少ない残高を見つめ、仕事を頑張ることに。しかし、無理をして倒れてしまう。

 病院に駆けつけた尚は、真司を苦しめていたことを知り、謝罪するが、真司は改めて尚への思いを伝える。真司に抱きついた尚だったが、「好き、侑市さん」と言ってしまい、真司はぼうぜんとする……。

 ◇尚に「別れよう」 苦渋の決断をした真司は…

 第4話では、真司は、侑市と名前を間違えられショックを受けながらも、尚の病気のことを思い、気づかないふりをする。名前を間違ったことに気づいていない尚だったが、日常生活での失敗が増え、病気の進行を自覚する中、真司の名前を呼び間違えたかもしれないと不安になる。

 そんな中、母(草刈民代さん)が院長を務めるレディースクリニックの患者が、尚の病気に気づいてしまい、厚生労働省の医師免許審議室に呼ばれてしまう。しかし、侑市に助けられ、事なきを得る。「井原先生に本当にお世話になった」と話す尚に対し、真司は「俺より井原先生を頼りにしてる」と言ってしまう。そして、侑市と名前を間違えたことを伝えてしまい、尚とけんかになってしまう。

 「尚ちゃんの中で、病気と恋がごっちゃになってるんだよ」という真司の言葉に、返す言葉を失い、部屋を飛び出した尚。家の外には侑市がいて、侑市から改めて告白された尚だったが、“間宮真司を愛している”ということを告げ、真司の元へ。しかし、部屋に戻り、謝罪した尚に対して、真司が口にしたのは別れの言葉だった。そして、「20年間、書きたいネタも、書きたい言葉も何一つ浮かばなかった。その俺に、もう一度小説を書きたいと思わせた女。そのかけがえのない女の運命の相手は、俺ではなかったのだ」というナレーションで終了した。

 9日放送の第5話では、尚と真司はいったいどうなるのか。また2人の笑顔は見られるのか。今後の展開を見守りたい。

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