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高杉真宙:犯罪集団狙う窃盗の“タタキ”に「見たときは衝撃だった」

 俳優の高杉真宙さんが23日、TOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)で開かれた映画「ギャングース」(入江悠監督)の公開初日舞台あいさつに登場。犯罪集団だけを狙って窃盗を繰り返す“タタキ”稼業などを取り上げた同作について、高杉さんは「この作品は小説やマンガがあるのですが、見たときは衝撃で、自分の生きている世界に知らないことがこんなにあるんだと思った。(俳優は)伝えることができる職業なので必死に演じました。映画を見て、劇場を出るときに世界が変わっていたらうれしいです」とアピールした。

 イベントには、高杉さんと共に主演を務めた加藤諒さん、ロックバンド「黒猫チェルシー」の渡辺大知さんのほか、林遣都さん、山本舞香さん、篠田麻里子さん、ギタリストのMIYAVIさん、入江監督も出席した。入江監督は「この映画はエンタメですが、社会の格差や家庭問題などがあり、そこはリアルじゃないといけない。娯楽作品だけれども、生々しさは意識していました。映画は『キャスティングが7割』と言われますが、この俳優陣が決まって大丈夫だと思った」と明かした。

 「ギャングース」は、ルポライターの鈴木大介さんの「家のない少年たち」(太田出版)を原案に、肥谷圭介さんが作画、鈴木さんがストーリー共同制作も担当して2013~17年にマンガ誌「週刊モーニング」(講談社)で連載されたマンガが原作。映画は“タタキ”稼業で過酷な社会を生き抜こうとする3人の少年たちを描いた青春エンターテインメント。

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