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戸田恵梨香:CPが語る朝ドラヒロイン起用理由 “大きな笑顔”に確信

 女優の戸田恵梨香さんが、2019年度後期のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」のヒロインに決まった。女流陶芸家の草分けとなる“究極の働き女子”川原喜美子を演じる戸田さんの起用理由について、制作統括の内田ゆきチーフプロデューサー(CP)は「強さと繊細さを兼ね備えていらっしゃるということが非常に大きな決め手になりました」と明かした。

 今回、戸田さんはオーディションではなくキャスティングによってヒロインに決まった。内田CPは「言うまでもなく美しくすてきな女性で、演技の実力やキャリアについてはいまさら説明するまでもないと思う」とした上で、「(ヒロインが)生きていく上での、いろいろなことを描いていくのに、強さと繊細さを兼ね備えていらっしゃるということが非常に大きな決め手になりました。少女時代はありますが、妻になったり、母になったり、自分のさらに若い世代と接していくということを考えますと、人生の紆余(うよ)曲折の中で、そのときどきの表情を豊かに見せていただける方ということで戸田恵梨香さんにお願いしました」と語った。

 内田CPによると戸田さんの“一本釣り”は「かなり早い段階」から考えていたことで、「いろいろな作品で本当にいろいろな表情を見せてくださっているので。先日お会いしたときも、きゃしゃな方なんですけど、笑うとぱっと笑顔が大きくて。これが“喜美ちゃん”だなって」と確信していた。

 「スカーレット」は、101作目となる朝ドラで、女流陶芸家の草分けとなる“究極の働き女子”川原喜美子の物語。映画化もされた人気ドラマ「ホタルノヒカリ」シリーズなどで知られる水橋文美江さんによるオリジナル作となる。

 戸田さん扮(ふん)する主人公の喜美子は1937(昭和12)年、大阪で生まれた3人姉妹の長女。9歳で滋賀県の信楽に移り、働き者の女の子として幼い頃から一家を支える。地元の信楽焼に触れて育ち、やがて男性ばかりの陶芸の世界で女流陶芸家の草分けとして歩み始める。同業の夫と結婚すると、自分の窯を持ち、独自の信楽焼を生み出そうと奮闘。2児の母となる一方で、愛情を込めて多くの弟子たちを育てていく。陶芸にかける情熱は誰にも負けないが、細かいことにこだわらない、お人よしな性格で、周囲に頼られる。

 19年9月30日~20年3月に放送。19年4月にクランクインし、滋賀県甲賀市でのロケも予定している。

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