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ムロツヨシ:「大恋愛」で“最強”に その魅力を解き明かす

 女優の戸田恵梨香さんと俳優のムロツヨシさんが出演するドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」(TBS系、金曜午後10時)が14日、最終回を迎える。第1話が放送されるやいなや、ムロさんの“イケメンぶり”が話題となったが、回を重ねるにつれて「大恋愛の影響でムロツヨシが好きすぎる」「ムロツヨシという役者を前以上に好きになった」といった声も上がっている。脚本を手がけた大石静さんも「この路線(恋愛モノ)とギャグ的な路線もあったら、本当にトップを切るでしょう。鬼に金棒」とムロさんについて語っている。「大恋愛」で新境地を開拓したムロさんの魅力に迫った。

 ◇ムロならではのシーンに大反響 「可愛すぎ」

 ドラマは、若年性アルツハイマーを患う医師の北澤尚(戸田さん)と、尚を支える元小説家・間宮真司(ムロさん)の10年にわたる切ない純愛物語。ドラマには“ムロさんならではのシーン”も登場し、作品に彩りを添えている。例えば、第1話では、真司と尚が訪れた居酒屋で、店長と店員を不倫カップルに見立て、真司が即興ゼリフを作るというシーンがあったが、大石さんは「(真司役に)ムロさんがいけそうって聞いてから、居酒屋のシーンとかを直しました」とムロさんに“当て書き”したことを告白。

 また、劇中では、「尚が真司のホクロを押すと、真司が変顔になる」というやりとりが何度か描かれたが、実はムロさんとの間で実際にあったエピソードが基になっていることを戸田さんは明かしており、SNSでは「私もホクロ押したい」「可愛すぎ」などの反響があった。どちらも「コミカル」なイメージを持つムロさんの特徴が存分に発揮されたシーンといえるだろう。

 先日の情報番組「王様のブランチ」(TBS系)では、第6話で放送された、尚が真司に振り向きざまに2回続けてキスをする“振り向きチュー”を特集。実は、撮影現場では4回キスがあったと明かされ、未公開シーンが公開された。SNSでは、「最後ムロさん嬉(うれ)しそうだったな(笑)」「カットのあとの照れてるムロさんかわいすぎ」などと、ムロさん自身への反響も多く、好感度の高さがうかがえる。

 ◇ムロの魅力を気づかせた「大恋愛」

 「大恋愛」では、もともとのイメージである「コミカル」なムロさんを楽しめることに加えて、「ムロツヨシがイケメンに見える」「大恋愛のムロツヨシの優しすぎる声がめちゃくちゃ好き」などと、本来持っていたムロさんの魅力に視聴者が“気づいた”ことも大きいだろう。

 7日放送の第9話では、子供の誕生をはじめ、真司の作品「もう一度、第一章から」がベストセラーになるなど、人生の喜びが描かれた一方で、尚の病気が進行し、頭ではわかっているのに、尚に大声で怒ってしまう真司の姿も描かれた。戸田さんの演技力に称賛の声が上がると同時に、ムロさんについても「真司の演技は感情移入させられます」「真司の気持ちも痛いほど伝わりました」といった声が上がっている。

 「『この役でやってほしい』という人がいるからには、一つの正解が出ているから、『僕なんて』『僕はダメですよ』って言って、緊張していたら意味がないと思う。“自分なんて……”と思わないように、いつでもしています。どこの場所でも」。そう語っていたムロさんが、最終回ではどんな顔を見せるのか。最後まで見守りたい。

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