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山崎紘菜:平成題材のドラマで連ドラ初主演 「私の青春は全部平成に詰まっている」

 3月18日深夜スタートの5夜連続ドラマ「平成物語 ~なんでもないけれど、かけがえのない瞬間~」(フジテレビ系)で、連続ドラマ初主演を務める女優の山崎紘菜さん(24)。ドラマは平成最後の日に恋人同士の芽生と貴大が別れるところから始まる、2人のかけがえのない日々の大切さを、時間軸をさかのぼって描くラブストーリー。平成6年生まれで、「私の青春は全部平成に詰まっている」と話す山崎さんに話を聞いた。

 ◇ヒロインは「昔の私に似ている」

 ドラマは、昨年3月に放送された、平成時代にフォーカスを当てたスペシャルドラマ「平成物語」の第2弾。前作は岡山天音さん、松本穂香さん、片山友希さんらメインキャスト、脚本、監督、プロデューサーら“平成生まれ”のスタッフたちが中心となって制作された。

 第2弾も平成生まれのスタッフが集結し、「平成で一番綺麗だった日」をテーマに制作。山崎さんは主人公の芽生(めい)を演じる。貴大役は笠松将さん(26)、芽生と貴大の知人・凛役は清水くるみさん(24)と、メインキャストも平成生まれとなる。

 オーディションで主演を射止めた山崎さんは「やりたいと思っていた役でうれしいです」と笑顔を見せる。その半面「初めての主演なので、私でいいのかなという思いもあり、前作に続くような作品にしないとなっていう、プレッシャーもありました」と話す。

 山崎さん演じる芽生は、過去のとある経験を抱えながら、愛する人の生活に寄り添う、普通の女性。つかみどころがなく、役作りに苦労したという山崎さんは「私の中の芽生ちゃんは、自分の中にこもる、はっきり言わないタイプ。自分の中でもんもんとしているイメージで、昔の私に似ている」と明かし、「私も発信できなくて、思い続けて終わっちゃうことがあって。昔の気持ちに似ている部分がありました」という。

 ◇脚本はのぞき込むようなリアル感

 ドラマの脚本について、山崎さんは「キャラクターが生きていて、のぞき込むようなリアル感」があったといい、「(他作品では)相手のせりふの後に話すお芝居をしていたんですけど、あえて会話に割り込んでみたり」といった工夫を重ねたという。

 役作りのためにしたことを聞くと、「自分の日常生活を振り返ったり、カフェや電車での人の会話に耳を傾けたりとか、観察することをしていました」と笑いながら振り返る。

 ドラマは平成最後の日から物語がスタートし、時代をさかのぼる構成となっている。撮影は順撮りではなかったそうで「(芽生と貴大が)出会って6~8年たったシーンの撮影後、出会っていないシーンの撮影もあって難しかったです」といい、「メークさんや衣装さんに助けてもらって。メークや衣装で変えるだけでも変化がありました」と明かす。

 ◇平成を振り返るきっかけに

 平成生まれのキャストやスタッフが中心になって制作された同作。山崎さんは「他の現場では、私も若いねって言われますが、(今回は)私より年下とか、学生さんばかりだった」といい、「若い方のひたむきさがあふれる現場で、それを支える大人の方もあって、アットホームな現場でした」と振り返る。演出の松本花奈さんも平成生まれで、「21歳って聞いて、びっくりしました!」と笑顔を見せる。

 平成6年生まれの山崎さんに、平成を振り返ってもらうと「私の24年間は全部平成。私の青春は全部平成に詰まっているので、平成を振り返るときは、青春時代を思い浮かべると思います」と語る。また、ドラマについては「新しい年号になり、いろんな人が平成を振り返ると思います。一つの区切りとして、振り返るきっかけになればいいなと思います」と話していた。

 「平成物語 ~なんでもないけれど、かけがえのない瞬間~」は、3月18日が深夜0時50分、19~21日が同0時35分、22日が同1時5分から放送(変更の可能性あり)。

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