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彼女がキレイな理由:沢尻エリカさん「体には自信があります」 パーソナルトレーニングとヨガで「鍛えているので…」

 女優の沢尻エリカさんが出演する映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」(蜷川実花監督、9月13日公開)は、作家・太宰治が、死の直前に完成させた小説「人間失格」誕生秘話を、3人の女性の関係と絡めて描いたヒューマン作だ。沢尻さんが演じるのは、3人の女性の一人で、太宰の愛人であり弟子の太田静子。「こんなに可愛らしい、ウキウキした役は初めて」と語る沢尻さんに、太宰に対する印象や静子の生き方に対する思いはもとより、沢尻さん自身が普段の生活で心掛けていることを聞いた。

 ◇「野菜を多めにとる」ことを意識

 「運動して、良い睡眠をとり、バランスのとれた食事をとる。それだけですね」。沢尻さんに、日常生活において美容と健康で心掛けていることを聞くと、そんな答えが返ってきた。

 食事は、「野菜を多めにとる」ことを意識。撮影などで3食きちんととれないときもあるが、「基本的にちゃんととる」ことを心掛けているという。睡眠については、「できるだけ寝るようにしています。理想は8時間。撮影中はどうしても短くなりがちですが、その分、休みの日はたっぷりとるようにしています」と話す。

 そして運動は、週1日のパーソナルトレーニング、週2~3日のヨガに取り組んでいる。このインタビューの日、沢尻さんが着ていたのは、胸元と脇と背中がシースルー地越しに見えるセクシーなドレス。

 「着てみてとってもすてきだったのと、背中がとてもきれいに映る」のが選んだポイントと明かすが、「体は全体的に自信があります。鍛えているので……」とにっこり。その言葉通り、映画でも美しい裸体を披露している。

 ◇「どこまでもピュア」な静子

 誰もがその名を知る太宰治という男について、「こんな人だと思ってもみませんでした。ただのクズじゃんということに尽きますね(笑い)」と正直な気持ちを明かす。

 そんな太宰に引かれる静子に対して、「どこまでもピュアな人で、当時は女性が自分の感情にストレートに生きていくということが難しい時代だったと思うんですけど、それをあきらめずにやり切った女性なのかなと思いました」と、その印象を語る。

 ◇恋に恋する女性を全力で

 今年5月に放送されたドラマ「白い巨塔」でも主人公の愛人を演じた。愛人役が続いているが、それは、数あるオファーの中から、「やりたいと選んだ二つの役が、たまたま愛人だったというだけ」で、今回の静子役についても「不倫とか愛人とかはどうでもよくて、とにかく私としては、恋に恋している女性を全力で演じてみたい」との思いで、蜷川監督からのオファーを受けたという。

 沢尻さんは愛人という存在を、「確かに、奥さんにとっては強敵ですよね」とした上で、静子の魅力を「(映画で)千葉(雄大)さんが演じる静子の弟に、『世間に顔向けできない』みたいなことを言われたとき、静子は『世間って誰?』と返すのですが、世間体にとらわれず、自分の幸せを追求していく。そういう姿勢は、確かに間違ったこと(不倫)はやっているけど、ある意味すごいなと思いましたね」と吐露する。

 そして、「とにかく楽しくやろうということだけでした。恋愛している人の気持ちは、誰でも共感できるじゃないですか。たとえそれが不倫だとしても。その気持ちを忘れずに演じていました」と自身の演技を振り返った。

 映画は、作家・太宰治(本名・津島修治)が、身重の妻・津島美知子と2人の子供がいながら、作家志望の太田静子や、美容師・山崎富栄と愛人関係を結び、ついに、「人間に失格した男」の物語に取り掛かる姿を描いていく。太宰を小栗旬さんが演じるほか、美知子を宮沢りえさん、静子を沢尻さん、富栄を二階堂ふみさんが演じる。ほかに、成田凌さん、千葉雄大さん、瀬戸康史さん、高良健吾さん、藤原竜也さんが出演する。

 次回は「人間失格 太宰治と3人の女たち」の撮影裏話や共演者について聞く。

 <プロフィル>

 さわじり・えりか 1986年4月8日生まれ、東京都出身。映画「パッチギ!」(2005年)で数々の新人賞を受賞し、2005年のテレビドラマ「1リットルの涙」でも高い演技力を評価される。主な映画出演作に「手紙」(2006年)、「クローズド・ノート」(2007年)、「ヘルタースケルター」(2012年)、「新宿スワン」(2015年)、「猫は抱くもの」「不能犯」「食べる女」「億男」(以上2018年)など。最近のドラマに「ハゲタカ」(2018年)、「白い巨塔」(2019年)がある。 

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