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彼女がキレイな理由:沢尻エリカさん モットーは「とにかくハッピーに楽しく」 素顔を見せるのは「ちょっと恥ずかしい部分も…」

 公開中の映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」(蜷川実花監督)で、作家・太宰治の愛人であり、弟子でもある太田静子を演じた女優の沢尻エリカさん。静子は、太宰の小説「斜陽」のモデルとされる人物でもある。蜷川監督から「普段のあの感じを見せて」と演出されることもあったという沢尻さんに、オフの日の過ごし方や、10年後の自分、さらに輝き続ける秘訣(ひけつ)を聞いた。

 ◇休日の過ごし方

 「友達との時間を大切にしたり、日々を丁寧に生きたりすることで、時間をかけて人は、自然に成長していくんじゃないかな」と語る沢尻さん。休みの日は、パーソナルトレーニングやヨガといった運動に費やすほかに、「買い物に行ったり、友達とご飯を食べにいったり、犬の散歩をしたり」と、家の外で過ごすことが多いという。長い休みが取れれば海外旅行に出掛けたりもするが、「今年は結構仕事が集中しているので」と、なかなか実行はできないようだ。

 ◇普段の姿は…

 今回の撮影中は、自身が演じる静子の娘役の赤ちゃんが泣き止まないことに苦労したそうだが、半面、静子という「こんなに可愛らしい感じの役を演じたことは、今までなかったんじゃないかな」と楽しそうに振り返る。

 そんな静子を演じる上では、沢尻さんとプライベートでも交流のある蜷川監督に、「普段のあの感じを見せて」と演出されることもあったといい、“素顔”を見せることに「ちょっと恥ずかしい部分はありましたね」としながら、「でも、そういう役なので、(監督から)言われたら、もちろんやります」と言い切る姿に女優魂がのぞく。

 ちなみに、「普段のあの感じ」とは、静子の「ウキウキ、ルンルンした感じ」だそうで、沢尻さん自身、「常にあんなふうではないですけど、ああいうときもあります」とにっこり。

 静子は「人間は、恋と革命のために生まれてきた」が持論。それについて、「すごく素敵な言葉だと思いました」と話し、「自分の好きなことに対して向かっていく姿勢は、すごく好きです」と語るも、妻子ある男性と関係を持ち、子供を産むことには、「ちょっと理解できないです」と承服しかねる様子。

 ◇輝き続ける秘訣は…

 沢尻さんは2005年、18歳のときに公開された「パッチギ!」で数々の新人賞を受賞。以来、さまざまな作品に出演し、女優として存在感を高めてきた。そして現在、33歳。自身の10年後について聞くと、「これといった目標はまったくないです。自分がどうなっているか、想像がまるでつかないですけど、でも楽しみです」と笑顔を見せる。

 屈託ない笑顔で話していたと思うと、きりっとした顔で語るなど、質問によって表情を変える沢尻さん。その一挙手一投足に、飾らない人柄と柔軟な生き方が見て取れる。

 そんな沢尻さんに、女性が輝き続ける秘訣を聞くと、「あまり気にしたことがないので……」と少し考えてから、「分からないですけど、でも私自身は、美容と健康に気を使いつつ、『とにかくハッピーに楽しく』をモットーに生きています。考え込まず、楽しく仕事をして、友達と遊ぶ。それが、輝き続ける秘訣だと思います」とすがすがしい笑顔で言い切った。

 映画は、作家・太宰治(本名・津島修治)が、身重の妻・津島美知子と2人の子供がいながら、作家志望の太田静子や、美容師・山崎富栄と愛人関係を結び、遂に、「人間に失格した男」の物語に取り掛かる姿を描いていく。太宰を小栗旬さんが演じるほか、美知子を宮沢りえさん、静子を沢尻さん、富栄を二階堂ふみさんが演じる。ほかに、成田凌さん、千葉雄大さん、瀬戸康史さん、高良健吾さん、藤原竜也さんが出演する。

 <プロフィル>

 さわじり・えりか 1986年4月8日生まれ、東京都出身。「パッチギ!」(2004年)で数々の新人賞を受賞し、2005年のテレビドラマ「1リットルの涙」でも高い演技力を評価される。主な映画出演作に「手紙」(2006年)、「クローズド・ノート」(2007年)、「ヘルタースケルター」(2012年)、「新宿スワン」(2015年)、「猫は抱くもの」「不能犯」「食べる女」「億男」(以上2018年)など。最近のドラマに「ハゲタカ」(2018年)、「白い巨塔」(2019年)がある。 

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