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内田嶺衣奈:フジ「Live News α」金曜キャスターで成長を実感 三田友梨佳アナには「なれない」

 今年4月に放送を開始したフジテレビ平日夜の報道番組「Live News α」(月〜金曜深夜)で金曜のメインキャスターを務めている内田嶺衣奈アナウンサー。月~木曜は三田友梨佳アナが担当しているが「あまり意識したことがない」といい、三田アナの活躍を見て「三田アナのようにはなれない」と語る。番組の金曜メインキャスターに就いてから約半年、ニュースに対する意識が変わり、成長を実感したという。内田アナに、仕事への向き合い方などを聞いた。

 ◇報道番組に対する意識改革 情報の伝え方の裏に隠された努力とは…

 内田アナは、上智大学を卒業後、2013年に同局入社。これまで、数々の報道番組でスポーツキャスターやフィールドキャスターとして活躍し、2018年3月に放送を終了した夕方の報道番組「みんなのニュース」にも出演。当時、共演していた同局の椿原慶子アナの「仕事への向き合い方やニュースの読み方がすごく好きで憧れを抱いていました」と語る。

 椿原アナは、2017年10月から放送された夜のニュース番組「THE NEWSα」、2018年4月から放送された夜のニュース番組「FNNプライムニュース α」のメインキャスターも務めた。

 内田アナは「『いつか私も夜のニュースを担当したいな』って思っていて。椿原アナの代役で一度、メインキャスターをやらせていただく機会があって、その時にすごくやりがいを感じました」と振り返る。そして、2019年4月にスタートした「Live News α」で金曜のメインキャスターを務めることになり、「念願でした。とてもうれしかったです」と夢をつかんだことを喜んだ。

 内田アナというと、聞き取りやすい発声、スムーズな進行でお茶の間に情報を届けている。コメンテーターから「あそこで相づちを打ってくれて良かった」「上手にまとめてくれてありがとう」と言われることもあり、信頼も厚い。しかし、「難しさも感じていた」という。

 「その日のテーマやコメンテーターさん、それぞれに表現したいことや伝えたいことが違ったりします。放送時間に合わせて、会話をしながら相づちを打ったほうが良いのかなど、視聴者の方に情報を上手に伝えられる方法を考えるのに試行錯誤しています。難しさもあるけど、やりがいにつながっています」と真剣な表情を見せる。

 その裏には、報道番組に就くようになってから「他局の報道番組もたくさん見るようになりました。キャスターがどのようにして発言を広げるのか、VTR終わりにキャスターがどういうコメントをされるのかなど、そういうのが気になって」と日々、勉強してきた努力が隠されていた。「『Live News α』に出演するようになってから、ニュース番組に対する見方が大きく変わったと思います」 

 ◇三田アナのようには「絶対になれない」

 「Live News α」の金曜だけ担当することの難しさについても聞くと「そこはあまり意識したことがなくて(笑い)。月~木曜のオンエアも見ますが、比較したことはありません」。そこには、制作サイドから「『三田アナは三田アナ。内田は内田。同じにしなくていいし気にしなくていい。おのおのの色が番組に付くはず』って言われました」と説明しながら「その言葉でかなり吹っ切れることができました」と、表情を緩ませた。

 三田アナの印象については「仲良くさせていただいていて、大好きな先輩です」。三田アナの活躍を見ていて「私には『思い浮かばない意見』だなと思ったりします。三田アナのようには絶対になれない」。

 9月に三田アナが休暇を取り、内田アナが1週間メインキャスターを務めたことがあった。「月曜は、1週間の始まりで『こういう感じなんだ』っていう空気を感じることができました」と述懐。「金曜だけだと、金曜の放送のための会議に出席しますが、ほかの曜日の会議には出席しません。1週間やってみて思ったのですが、同じリズムで会議に出席すると情報収集が濃密になり、考える機会が毎日に増えるので、そのリズムに魅力を感じました」と、更なる成長への意欲も明かす。

 金曜を担当していて意識していることとしては「やはり、金曜日だということ。1週間働き終えた方が見てくださったりしますし、レジャーや運動会など週末を意識したコメントをするようにしています。そういったところも注目して、番組を楽しんでいただけるとうれしいです」と、朗らかな表情を見せた。

 「Live News α」は毎週月~木曜午後11時40分、金曜深夜0時10分に放送。内田アナは毎週土・日曜午後5時半~6時放送の「Live News it!」にも出演している。

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