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安達祐実:今は“子育て”が何よりの癒やし 女性が輝く秘訣は「自分を持つこと」

 女優の安達祐実さんが、11月22日から公開中の映画「ゾンビランド:ダブルタップ」(ルーベン・フライシャー監督)の日本語吹き替え版に出演している。映画は2009年に公開された「ゾンビランド」の続編。安達さんはハリウッド映画の吹き替えは初挑戦で、長年ゾンビから隠れて生き抜いてきたギャルのマディソン(ゾーイ・ドゥイッチさん)の声を担当している。そんな安達さんに、吹き替えの際のエピソードや女性が輝く秘訣(ひけつ)、10年後の自身について聞いた。

 ◇ギャル役はテンション高めを意識

 映画でテンションの高いマディソンの声を演じている安達さん。もともとアフレコに苦手意識を持っていたこともあり、「できるかな、という思いが強かった」と不安があったが、「なかなかない機会ですし、面白い映画なのでやりたいなという気持ちの方が勝って」と出演を決めたという。

 強烈なインパクトをもったギャル役を演じるにあたり、普段よりやや高めの声を意識した。「声が落ち着きすぎている」と監督から言われる部分もあり、若々しさを出すことを意識した。「日本語で吹き替えてみると『もうちょっとテンション高い方がマディソンらしくなる』ということもあって、想定していたよりもテンション高くしました」と語る。

 ◇癒やしは2児の子育て

 今作では、前作の「生き残るための32のルール」からさらに数を増やした「73のルール」が登場。そんな内容にちなみ、安達さんに美容や健康を維持する上で決めている“ ルール”を聞いた。すると「私、すごくうとくて……」と安達さん。「最近、美容の雑誌に出させていただくようになって、勉強している、みたいな感じで……(笑い)。『こんなのあるんだ』と情報を取り入れているので、『昔からこれをやっています』というのがないんです」と話し、こだわりはないという。

 ただ、食事面では、発酵食品を1日に一度は摂(と)るように心がけており、家庭料理も野菜中心にしているという。「体が欲しているだけで、体にいいからとか考えているわけではないんです。ロケ弁って本当に野菜が少ないので(笑い)、フレッシュな野菜が食べたいな、と」と自然体だ。

 吹き替えにドラマに……と多忙な日々を送る安達さん。オフの日の息抜きはどのようなことをしているのだろうか。2児の母でもある安達さんは「3歳と13歳の子供がいるので、ほぼ子供に時間を使っていますね」と子育て中心であることを明かし、それが何よりの癒やしでもあるという。

 「自分の癒やしにもなっています。年を取ったのかな、と思う理由の一つでもあるんですが、『子供といることがこんなに楽しいんだ』という思いは、最近ますます感じていて、年々、その思いが強くなっていますね。(上は)13歳の女の子なので思春期ですし、昔とは違う難しさも出てきて、面白いなと思っています」と楽しそうに語る。

 ◇「一人でも生きていける」という覚悟が大切

 今作では、安達さんが声を演じたマディソンも含め、エマ・ストーンさん演じるウィチタ、アビゲイル・ブレスリンさん演じるリトルロックなど、女性キャラクターの活躍が印象的だ。そこで、安達さんに女性が輝く秘訣(ひけつ)を聞くと、「自分を持つ、ということなのかなと思います」という回答が返ってきた。

 「『自分一人でも生きていける』という覚悟はいつでも持っていた方がいいのかな、と思ったりもします。結婚して旦那さんがいて、一緒に家族を作ったり、子育てしたりすることはすごく安心だし、負担は減るけど、そういう環境があっても人生、何があるか分からないので、一人で生きていける強さをキープすることは、すごく大切なことかなと思います」

 そんな安達さんに、10年後の自分の姿についてイメージしてもらうと、現在38歳の安達さんは「“派手なおばちゃん”になっていそう(笑い)。ファッションがすごく奇抜なおばちゃんに」と冗談めかして笑い、「もう、ほぼ初老の気持ちなので(内面は)あまり変わらないと思うんですけど、ファッションは年を追うごとに派手になっていくんだろうなあ、という感じがしています」と楽しそうに語った。

 映画は、2009年に爆発的なウイルス感染により地球上の人類がゾンビと化す中、コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグさん)、タラハシー(ウディ・ハレルソンさん)、ウィチタ(ストーンさん)、リトルロック(ブレスリンさん)は仲間と共に、ゾンビ社会を生き抜いていた。そして、2019年、ゾンビたちはパワーもスピードもレベルアップした“新種”として進化を遂げており……という展開。

<プロフィル>

 あだち・ゆみ。1981年9月14日生まれ、東京都出身。1994年にドラマ「家なき子」(日本テレビ)で主演し脚光を浴びる。これまでに数々の映画、ドラマに出演。映画は「花宵道中」(2014年)、「映画 ST赤と白の捜査ファイル」(2015年)、ドラマは「警視庁・捜査一課長シーズン3」、「金曜8時のドラマ『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~』」、「女囚セブン」など。

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