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「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」に伊東凛役で出演している高梨臨さん=日本テレビ提供
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「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」に伊東凛役で出演している高梨臨さん=日本テレビ提供

ドラマファッションチェック:「ヒガンバナ」 高梨臨演じる女子力高い刑事に注目 知的さと甘さが共存

 話題のドラマの登場人物のファッションを紹介する「ドラマファッションチェック」。今回は、堀北真希さん主演の異色刑事ドラマ「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」(日本テレビ系、水曜午後10時)で、高梨臨さんが演じる、刑事でありながら“女子力”の高い伊東凜のファッションを取り上げる。「芯の強さをもった知的な女子力」がテーマというスタイリストの東野邦子さんに、アイテム選びや着こなしのポイントを聞いた。

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 ◇ビビッドカラーとワンポイントアイテムで「知的な女子力」表現

 凛は、堀北さん演じる主人公の刑事、来宮渚(きのみや・なぎさ)と同じ「ヒガンバナ」と呼ばれる女性6人の捜査チーム「捜査七課」のメンバー。指紋照合や、筆跡鑑定、映像解析など、鑑識の仕事をなんでもこなす“リケジョ”で、寿退社を目指して婚活をしている。

 基本のコーディネートは、動きやすいニットとひざ上のスカート、パンプス、プチネックレスという、刑事らしからぬいでたちだ。主人公が特殊能力を持つなど異色のドラマであることから、登場人物のファッションも「一般の警察のイメージを取り払っていい」とされ、女子力の高いキャラクターと相まって設定された。

 また1話で檀れいさん演じる熱血刑事の峰岸雪乃のファッションに、細かくダメ出しをするなど「ファッションに敏感」というキャラクターでもあり、ガウチョパンツやスキニージーンズなど旬のアイテムや、ピンクのカラーパンプスなども取り入れている。

 とはいえ、東野さんは刑事という仕事を踏まえて「芯の強さをもった知的な女子力」を出すために、甘く柔らかい印象のパステルカラーを避け、「ビビッド系(の色)で芯の強さが出るようにしています」という。凛らしいコーディネートの一つに「トップスかボトムのどちらかに明るい色が入る」と挙げるだけあって、ピンクや黄、赤、青、白などさまざまな色のニットやスカートが登場する。

 さらに「シンプルでありながら、よく見ると1カ所にポイントがある」アイテムをセレクトしている。「シンプルなセーターに見えながら、袖口がボリュームのあるデザインだったり、襟元にビジューが付いていたり、セーターやスカートのすそにレースがあったり」といい、劇中には織り柄など、生地自体にニュアンスのあるアイテムや、チュールを重ねたスカートなども登場する。

 ◇柄スカートで「個性と華やかさ」をプラス

 東野さんは、最も凛らしいコーディネートの一つに、1話で見せたショッキングピンクのセーターに、ダルメシアン柄のフレアースカートというコーディネートを挙げる。

 ポイントはダルメシアン柄のスカートで、「スカートに柄を入れるだけで個性と華やかさが増す」といい、凛はこの時以外にも、千鳥格子のスカートや、白地に花柄のスカート、ニュアンスのある生地にフリンジが付いたスカートなどを着こなしている。

 また「洋服に合わせてヘアメークさんが工夫してくれる」というヘアスタイルは、いわゆる“ゆるふわ”ヘアを一つにまとめるのが基本。星のワンポイントが付いたヘアゴムや、チェックのリボンなど、さりげない遊び心が取り入れられている。

 ◇凛ファッションをまねるには…

 凛のファッションをまねるとき、気をつけたいのは「(コーディネートの)ポイントは1カ所に絞ること」と「ビビッドな色や柄を取り入れて明るいコーディネートにすること」といい、さらに東野さんは「今年の春夏は柄物が多いのでぜひチャレンジして」と勧めている。劇中でも今後、凛が花柄やストライプなどを着こなすシーンが登場する予定だ。

 <ドラマのあらすじ>

 事件関係者にシンクロ(同調)し、声を聞くことができるという特殊能力を持った渚(堀北さん)をはじめ、非公式に設置された女性だけの捜査チーム「捜査第七課」(通称ヒガンバナ)に所属する6人の刑事が、それぞれの得意分野や女性としての感性を生かして事件解決を目指す姿を描く。2014年10月に単発で放送された堀北さん主演のドラマ「ヒガンバナ~女たちの犯罪ファイル~」を連続ドラマ化した。

 17日放送の第6話は、ある現場で渚が激しいフラッシュバックに襲われ、父親が殺害された20年前の強烈な記憶がよみがえる……と展開する。

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