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ロンドン劇場めぐり:第7回 17世紀建造のホール「ウィルトンズ・ミュージックホール」

ウィルトンズ・ミュージックホール。住宅街にありこぢんまりとしています

ウィルトンズ・ミュージックホール。住宅街にありこぢんまりとしています

 ロンドンの音楽大学でクラシックピアノを学ぶKYOKA(きょうか)さん=仮名=が、現地で見つけた劇場やコンサートホールの話題、その近辺のマーケットやカフェ情報をつづる「ロンドン劇場めぐり」。今回は17世紀に建造された劇場「ウィルトンズ・ミュージックホール」と、周辺のスポットについてつづります。

 ◇元は民家だったウィルトンズ・ミュージックホール

 1690年代に建造された歴史ある「ウィルトンズ・ミュージックホール」は元々、普通の家として利用されていました。1850年にホールの名前の由来にもなったジョン・ウィルトンが購入し、1853年にコンサートホールとして、その役割を大きく変えることとなりました。

 元々、民家だったこともあり、今でも外観だけでは、住宅と見分けがつきにくいかもしれません。他のコンサートホールと全く異なり、足を踏み入れると、まるで家に帰ってきたかのような温かい空気がホールを包んでいました。コンサートの前後には、ホールに併設しているパブで、のんびりくつろぐこともできます。

 訪れたのは、第一次世界大戦で最も大きな戦いと言われた「ソンムの戦い」を追悼する100周年コンサート「Songs of the Somme」。イギリスの歴史、戦争、世界平和を考えさせられる約1時間のコンサートで、最後には、前方のスクリーンに歌詞が映しだされ、皆で合唱するという、あまり見られない演出も行われました。終始、緊張しましたが、一つ一つの歌が心にずっしりと響いたひとときでした。

 ◇「ザ・ダイナー」 マーケット内のアメリカンレストラン

 この日は、コンサートの前に少し時間があったので、コンサートホールから徒歩約20分のリバプール・ストリート駅から、ぶらぶら歩いて、古くからあるマーケット「オールド・スピタルフィールズ・マーケット」の中のアメリカンレストラン「ザ・ダイナー」へ。

 パブ料理でもおなじみ、マカロニとチーズソースの「マック&チーズ」とポテトを注文しました。パンケーキやフレンチトーストなどデザートメニューが豊富で、バナナパンケーキも魅力的でした。

 ◇ロンドン塔

 ロンドンの夏は午後10時ごろまで日が落ちません。コンサートのあとは徒歩約10分のタワーヒル駅まで散歩もおすすめ。この駅はロンドンの有名な観光地の一つでもあるロンドン塔の最寄り駅。「ウィルトンズ・ミュージックホール」からロンドン塔までのコースは、涼しくて明るいロンドンの夜にはピッタリのお散歩コースです。

 今回はコンサートの前後に時間の余裕があったので「ウィルトンズ・ミュージックホール」の周辺をのんびり散歩しました。元々民家だったこともあり、周辺にはあまりレストランがないので、1、2駅遠くの駅から歩いてみるのもいいかもしれません。

<プロフィル>

 KYOKA。1996年生まれ。子供の頃から音楽が大好きで、幼少期からクラシックピアノを学ぶ。高校時代に、世界16カ国40都市以上で語学学校を運営し、海外留学をサポートする「イー・エフ・エデュケーション・ファースト」(海外留学のEF)を通じロンドンへ語学留学した際、ロンドンの音楽あふれる街に魅了され音楽留学を決意。現在、ロンドンの音楽大学「Trinity Laban Conservatoire of Music and Dance」に在学している。

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